「腐」です。
苦手な方は、回避願います。
S
* M ⇉ 雅紀 S ⇉ 翔 J ⇉ 潤
N ⇉ ニノ O ⇉ 大野
相葉が 風呂に行くと言って、部屋を出た。
もう 今日は、相葉と 顔を合わせる事は 恐らく無いだろう。
俺は 寝室のベッドに 横になって、天井を見上げながら 考えていた。
今日一日、新聞を読んで、TVを観て、スマホを弄って、家の中を見て回って、家の外には出られなかったけれど、 経済の発展とエンタメの可能性と、時代の変化や 充実した未来に 夢中になっていた。
TVには、知らないタレントが 山程出ていたが、身知ったタレントも 歳を取って 出ていたりした。
前半は ギリギリまで一緒に居てくれた ニノのお陰で、スマホの使い方の他、部屋の細部に渡って 必要事項を確認する事が出来た。
何故、ニノが家の家具配置状況まで把握していたのかは 不明だが……、クローゼットに入っていた 俺の私服に関しては、 自分が信じられないくらいのセンスに 変わっていて 目を疑った。
インターネットのサイトは、簡単に閲覧出来る宝庫だった。
Wikipediaも、夢中で 読み漁った。
この時代を知る事は、退屈などする暇も無いくらいに 楽しかった。
何よりも、携帯電話の進化は 素晴らしいものだった。
コレ1つあれば、なんでも出来るじゃん。
元に戻るなら、スマホは持って帰りたいなぁなんて思ったくらいだった。
分からなかったLINEについても 知ることが出来た。
5人のグループLINEは、見ているだけでも 楽しかった。
仲が良い事は、直ぐに分かった。
相葉との個別のLINEには、恥ずかしくなるような言葉が 沢山連ねられていた。
……ニノや 智くんが、 言った意味が 分かった……。
松潤が、機嫌が悪くなった理由が 分かった。
相葉とのLINEは、浮かれた俺の 愛の言葉で 埋め尽くされていたからだ。