The voice drives me 7 | 櫻の葉色

櫻の葉色

左利きマジョリティ

※  これで最後となります。 お付き合いくださり、ありがとうございました。




「腐」です。


苦手な方は、回避願います。






「あっ!  そうだ!!   しょおちゃんっ!」





ドップリと 情熱的に 愛を確かめあって、官  能  的に 啼  き  喘  いで、キツく 締め   上げ  痙  攣  して、涙を流して 倒れ込んだ 雅紀の身体を 労わるように 丁寧に 拭き 清めた。



俺よりも  何倍も身体に 負担が掛かるから もっと大切にしたいって思うのに、気付けば 甘えて  のめり込んで、やっぱり 快  楽 のままに 愛してしまう。




雅紀は、それを  嬉しいって  言ってくれる。


許してくれて、愛してくれる。



それでも お互いに 身体を鍛えるようになって、持久力も  感度も 格段に上がった。



こんなに相性のいい身体は、他に無いと   思っている。





………なんて 雅紀を拭いたタオルを片付け  シャワーを浴び  身体を拭きながら  考えに 浸っていた ところに、  グッタリしていたはずの雅紀の声が   突然、ベッドルームの方から響き渡った。




それが、冒頭の  セリフ。




……おいおい、どうした?        今度は、何だ?



バスルームにいた俺は  慌てて ベッドルームに戻ると、ベッドの上で真っ裸のまま 猫みたいなポーズで 俺を待つ  涙目の雅紀を発見した。




…………お…っ、、///。



満足したはずの  俺の ムスコが、早速 ソワソワ し始める。



取り敢えず、ムスコがしてくる主張には 気付かないフリをして、可愛い雅紀に 声を掛ける。




「どうした?    いきなり……。」



「ごはん、食べにいこって  言ってたのに!」




頬を膨らまして  俺を見上げて  抗議している雅紀が、可愛くて仕方ない。




そうだよ?


よく、覚えてたね。



でも 俺のムスコは、気付かないフリをしたままで 黙っていられるか  分かんねぇよ?



なぁ、   雅紀……?




俺は ベッドの縁まで行くと、両手を  雅紀に向かって  差し伸べた。





「おいで、  愛してるよ。」