「腐」です。
苦手な方は、回避願います。
「ただいま。」
「あ、おかえりぃ。じゃましてるよぉ。」
いつものように玄関のドアを開けて大きな独り言を呟くと、いつもとは違って返事を返してくれる声。
嬉しくなって急いで靴を脱いで手洗い、嗽、消毒して洗面所で服を着替えリビングに入ると、会いたかった笑顔が俺を迎えてくれる。
「………まー……!」
真っ直ぐに駆け寄り、抱き締める。
ヤバい…。
甘い匂いに包まれて、俺の身体が幸せだって言ってる。
「……じゅん…? ど…ぉしたの…?」
「……エネルギー…補充…させて……?」
不思議そうに俺の顔を覗き込むまーの唇 に 舌 を差入れ、唾液を 絡 め取るように口内を 掻 き 乱 す。
「……ん……じゅ、、っぁ、ん、んは、ぁ、」
崩れそうなまーの身体を抱え思う存分味って、痺れるような余韻に浸りながらソファに倒れ込むように身体を沈めた。
「……はぁ……、生き返る……。」
俺の腕の中で、まーが心配そうな顔で俺を見上げる。
「さつえい…たいへんなの…?」
「いや…、楽しいよ。やっぱり現場は楽しい。」
「くふっ。よかったね。」
ホッとした顔で笑うまーの髪を優しく撫でるように梳かしてやる。
「うん。3ヶ月近く休んでたからさ、社会復帰じゃないけど何か全部が新鮮でさ、楽しいのよ。」
「じゅんのかお見ればわかるよ。すごくたのしそう。」
「……俺…、やっぱ仕事が好きなんだなって…。」
「そうだね。」
こうやって俺の気持ちを一つ一つ聞いてくれて、汲んでくれる。
一人じゃないって教えてくれる。
まーがいる幸せ。
「又、皆で一緒に仕事がしたいって思っちゃった…。」
「………じゅん……。」
「何か…不思議な感覚なんだ…。ずっと昔なような気もするし、ついこの前のような気もする。」
「……うん……。」
「グループの活動があって、ソロの活動があって、忙しかったけど、思えば両方ともやってたんだよな。」
「そうだね。」
「それ考えるとさ…、全然余裕で、もっともっとって欲が出てくる。」
「うん。わかる気がする。」
「でも、まーとのこういう時間が沢山取れるのは嬉しい。」
「……おれも……。」
ニッコリと笑って頷くまーを抱えあげるとローテーブルを押し避け、ソファの下、ラグの上にゆっくりと押し倒す。
「欲張りなんだな…。」
「……よくばりで…いいんだよ…。」
「…まー……、もっと…欲張って良い…?」
「…ん……、んぁ、ふ、…、ん、」
返事の代わりにまーの 絡 めた腕が俺をキツく 抱き締めるから、腰を 擦 り付けまーの唇 を 塞 ぎ、この上ない幸せに溺れそうになりながら 舌を 絡 め合う。
「……我慢……出来ねぇ……。」
「…くふっ。…がまんするひつようある…?」
上目遣いで誘うように笑うから、我慢なんかするのはやめて誘いに乗って遠慮無く貪欲に 貪り 尽くそうと決めた。
「まー…、愛してる……。」
「……しってる……。」
明るい部屋の中で、補充して溜め込んだエネルギーを存分に放出する。
また、明日の為に……。