「……りーだぁ…?」
何が起きてるか理解出来ない相葉ちゃんは、びっくりした顔でおいらを見てる。
……相葉ちゃん……可愛いぞ…。
おいらは相葉ちゃんを上からそっと包むように抱き寄せるとその薄く開いた唇を優しく塞いだ。
「………ん………。」
「……ん…、、え……? あ…ちょ…っ、まって…?」
「まてない。」
「…あ…っ、ね、よっぱらって…?」
「る。」
クネクネと身体をくねらせ、おいらの事を必死に交わそうとしてるけど、こんなの逆効果。
力を出せばおいらの事なんか突き飛ばせるはずなのに、どうせおいらが怪我したらとか、嫌な思いしたらとか、変な事ばっかり考えてんでしょ?
クネクネと色っぽく身体を動かすせいで、イイ感じにおいらの部分も擦られてさ。
もうヤバいんだから。
逆効果中の逆効果だって。
これ、「誘ってくださいって言ってますよね?」って10人に聞いたら10人がYESって答えるパターンでしょ?
「…や…ぁ、、ま、りーだぁっ、もぉっ///。」
「……相葉ちゃんに…触りたいの…。」
「りーだぁ…だめ…って…。。ね?」
途切れ途切れに漏れる甘い吐息。
ユラユラと揺れる真っ黒な瞳がおいらを映した瞬間、首を振っておいらを逃がす。
額から頬に流れる小さな玉の汗が、相葉ちゃんの綺麗な黒髪をしっとりと濡らして張り付いていく。
相葉ちゃんから発せられる香りは甘く、優しく、エロくて唆る。
「やだ。相葉ちゃん、逃げんなぁ…。」
「……だって…おれ……へんなきもちになっちゃう……。
おれ…りーだぁのこと……。」
「…………んふふ…。おれも…。」
「…ぁ…、おお…ちゃ………?」
「ん…? 何…?」
「おおちゃ、、まって…っ、、」
「待ってたら…逃げちゃうだろ…? 相葉ちゃん、すぐいなくなっちゃうんだから。」
「にげなぃ…っ、にげないからっっ…ってか、ここ、おれんちだしっ、ね?…ねっ?」
「だぁめ。おれだって…取られたく…ないんだぞ…。」
「……ふぇ…っ? んっ…おおちゃ…っ?」
「相葉ちゃんが……好きだよ。」
「ん……ぁ、や、おお…ちゃ……っ、、ん」
おいらの好きなスィーツ。
甘くて、蕩けちゃう。
相葉ちゃんと二人で食べるチョコレートケーキは格別で、それだけで幸せになれちゃうの。
でも、一番美味しくて、一番大好きなのは相葉ちゃん。
おいらは相葉ちゃんが、大好き。
相葉ちゃんがいるから強くなれる。
相葉ちゃんがいるから頑張れる。
だから、おいらは相葉ちゃんの傍にいる。
おいらの好きなスィーツ。
濃厚で、凄くエロい。
甘くて、蕩けちゃう。