隣で寝ているカレのおでこに手をあてる。
あたたかい。
起きていれば、わたしの手を
ひんやりと感じるくらいに。
わたしも目を閉じる。
カレにあてている手が
わずかだが、さらに
あたたかく感じる。
〝人ってあたたかい〟
それとも
〝カレだからあたたかい?〟
カレなら、こう言うかもしれない
〝冬だからじゃない?〟
そうだね。
でも、冬でいつも冷たい手足をあたためてくれる。
カレの温度。
冷たく頑な心をあたためてくれたのも
カレの温度。
カレの平熱より少し高い温度と笑顔の温度に
救われている。
眠りの深いカレは、寝息をたてている。
もう、少し起きないで。
もう少し、あなたの温度を感じたいから。