日々、乱雑に積み重なっていく本。
電子書籍は酷く苦手だからだ。
便利。
効率。
スペース。
相応にして、電子書籍はいいことずくめだとは思う。
分かってはいても、
読んだ気がしない。
それが自分にとって電子書籍だ。
きっと、紙媒体などいつの世では
存在しないかもしれない。
それは、それで虚しい。
紙媒体の本には
静寂が存在しているような気がする。
ページをめくる指の感触と共に
その本の世界に入っていける。
本は沈黙と静寂のみで存在し
しかし
その中は読み手の感情と無限が広がっている。