思い立ったが吉日 | カメロンのブログ

カメロンのブログ

ブログの説明を入力します。

勢いに任せる。
その時の気分に乗る。
これって人生の岐路においても大事なことなんじゃないか。
最近特にそう思う。

今日は勢いに任せて予約していた、演劇博物館へ朝っぱらから出かけた。
正式名称は、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館といって、そのキャンパス内にあります。
早稲田大学の門をくぐるのは2回目。
1回目は、キャンパス内にあるアトリエで上演するお芝居に招待されて。
掘立て小屋みたいな感じのところに観客ギッシリ。
両隣が体格のいい男の人で、本当の意味で肩身の狭い思いをしていたところ、
二幕が始まった途端、グラグラっと揺れて、うわー挟まれて大変だーと思ってたら、芝居が中断。
一旦外に出て安全確認が済んでから、二幕目が再スタートした。
そんな思い出。
今回は、過去の舞台の映像を観に来たのだ。
2020年、コロナで演劇の存続が危ぶまれた時期にスタートしたEPAD事業。
眠っていた過去の作品をデジタル化してアーカイブを作るという、誰かが絶対にやった方が良かった途方もない仕事。
素晴らしいと思う。
先週ふと思い付いて、どうしても観たかったお芝居を観てきました。
1997年、流山児事務所『愛の乞食』。
唐十郎作、山崎哲演出。
主演の古田新太さんがこの作品と『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』とNODA MAP『キル』で讀賣新聞演劇大賞の優秀賞を受賞しました。
他の二作は観ていたけど、『愛の乞食』は東京の本多劇場でしかやってなかったから観てなくて、それがずっと心残りだったのです。
すごい作品。
パソコンの画面から目が離せない2時間弱。
戦後を描いているけど、今も戦中なんじゃないかと思わせられる。
そうか、それでこのタイトルか…カッコいい。
この古田さんはまだ32才くらいのはずなのに、とんでもない迫力。
前半は帽子でほとんど顔が見えないのですが、その帽子を取られた時の眼力と言ったら、もう恐ろしい。
若い頃からすごかったんだなと圧倒されました。
公衆便所が舞台だから、一見綺麗なシーンではないけど、
愛とか魂とか、生きる底力とかに、そこはかとない美しさを感じる。
そんな舞台でした。
生で観たかったな。
でも、映像でも観られるだけ幸せだなと思った。
長年の夢が果たせた〜。
爽快です。
視聴覚室を出た私の足取りも軽く、キャンパスを歩く学生さんたちがキラキラして見えました。
若いっていいよねー。
でも年取ってもいいこといっぱいあるからねー。
そう颯爽と余所者の私はキャンパスを横切るのであった。

その後は病院に行って、書道に出かけた。
用事をいっぱい入れ込むいつもの休日でした。
わたしの後に道ができる。