今、東京行きの700系に乗りました。
何回めかなと思いつつ。
見慣れた景色だけど、静岡に近くなるとソワソワして、
グーグルマップを起動させ、富士山を探すということを、ほぼ毎回やってしまう。
おちおち寝てられません。
さて、今回帰郷したのは、急な訃報があってのこと。
かつて一緒にお仕事をし、たくさんの思い出を共有する人。
去年、元気な彼に会ったばかり。
訃報メールに本当にびっくりした。
現実味がなかった。
実際に参列して、事実かどうか確認して、
ちゃんと受け止めようと思った。
さよならを言うのはそれからでいい。
ご葬儀までの二日間は、一緒に過ごした日々を思い出していた。
おもろい、笑える思い出ばかり。
よく考えると、嫌なところが一つもない人だった。
人として可愛らしい人だったなあ。
わたしより2つ年下。
残されたご家族、仲間たちのことを思うと、胸が苦しくなる。
参列して、余計にそう感じた。
そんな時、自動的に泣かないスイッチが入った。
式の最中、おもろい思い出を再生し続けた。
奥歯を噛みしめると堪えられるもんだなと思った。
なんだろう、この泣かないスイッチ。
関係性的に、わたしよりも悲しい思いや虚無感、喪失感を抱く人がいると思うからかな。
結局、我慢できずにちょっと泣いたけどね。
泣きべそかくみたいなもんです。
1つの村ができるくらいのたくさんの人が参列して、
彼がいかに愛されていたかが分かった。
そして、わたしはさよならを言わずに帰ってきた。
なんとなく、また会えるような気がしたから。
わたしも不老不死じゃないし、いつか死ぬし。
また会ってアホみたいな話ができるような気もしている。
だから、さよならを言う代わりに、
「芝居やってた時よりも、人を集めてるね」と毒舌かまして帰ってきました。
もう、なんでそんなこと言うんですか〜という声が聞こえた気がします。
そして今、書きながら泣きながら、関ヶ原を越えました。
東京に着いたら、わたしには仕事がある。
一旦筆を置いて、ギアチェンジしなくては。
と、その前に富士山を探して…。