すっかり慣れっこになった一人旅の1日目です。
岡村靖幸さんの名曲、真夜中のサイクリングをかけながら、
今日の旅のまとめをば。
![]() | 真夜中のサイクリング |
| 岡村靖幸 | |
| エピックレコードジャパン |
朝6時に起きて英会話に行ってから、旅立つはずが、
昨晩、遠足前のワクワクが止まらず眠れず、
二度寝をして寝坊するという体たらく。
とりあえず、英会話を諦め、新幹線に乗りに出かけた。
旅のお供はこの本、獅子文六『コーヒーと恋愛』。
![]() | コーヒーと恋愛 (ちくま文庫) |
| 獅子文六 | |
| 筑摩書房 |
獅子文六さんは、本名を岩田豊雄さんといい、
岸田國士さん、久保田万太郎さんと共に文学座を結成した人。
今、復刻してちくま文庫から数冊発刊されています。
これが愉快な小説で、愉快な気分で新幹線タイムを過ごした。
いつも降りる京都、なじみのある新大阪を通り過ぎ、福山で下車。
レンタカーを借りて、いざ。
カーナビがいろいろ教えてくれる。
300m先は、へろ自動車道、へら…と教えてくれるが、
道路標示を見ると、瀬戸自動車道、世羅と書いてある。
なんちゅう舌足らず。
サ行が特に苦手なのね…と思っていると、
急に雨が降り出した。
あら〜と言ってる間に、ゲリラ豪雨に。
ワイパーが全く効かない。
怖いよう怖いようと独り言を言いながら徐行。
ふと、何年か前の熊本旅行を思い出した。
あの時も草千里を走ってる時にゲリラ豪雨に遭遇、
友人と一緒にひゃーと言いながら走った覚えがある。
あの時は1人じゃなかった。
でも、しっかりするのよ、わたし。
旅先でアクシデントは禁物よ!
自分を叱咤激励をしながら、尾道を走り抜けた。
トンネルを過ぎるとそこは晴天でした。
陽の当たるしまなみ海道を快走し、生口島で降りた。
島ごと美術館に行きたくて。
島中にアート作品があるという。
そのうちの1つ、千里眼という作品。

サンセットビーチにポツネンと存在する。
小さい作品のメガネ部分から覗いてみる。
その先には島がある。
その島の先も見ることができるような気がした。
それは開放感がなせるわざか。
1人だと想像も妄想もし放題。
そしてまた車に乗り込み、大三島へ。
リモーネという素敵なお店とオミシマコーヒー焙煎所へ。
レモングッズを買い込み、めちゃんこ美味しいアイスコーヒーを飲みました。
そこから見える青と緑の風景がまぶしい。

島の海岸線を爆走し、建築ミュージアムに行って、宿に到着。
古い民宿だけど、料理が自慢のお宿。
まずはお風呂に入ってサッパリしようっと。
海水のお風呂。ミネラルでツルツルや〜。
晩ごはんは、食事処で。
他のテーブルはご夫婦とカップル。
和気藹々といった様子。
黙々と食べるわたし。
食べ物に集中できるわ〜。
前菜三種、鱧の酢漬けやら何やら、刺身盛り、サザエのつぼ焼き、
メバルの煮付け、カレイのから揚げ、タコ飯、タイの潮汁、みかんのシャーベット。

どう考えても食べ過ぎである。
一人で過ごすには広い部屋に戻り、ぐうたらする。
腹ごなしに海辺の散歩に出かける。
そして今。
もう寝るだけです。
旅は非日常的なものだと思っていたけど、
意外に日常的だなと思った。
日常の延長線上にある。
ドライビング中にも仕事の電話がかかってきた。
折り返しかける時に、あえて海が見える青空の下を選んだ。
旅に水を差された気持ちにならないように。
気分爽快に仕事をする。
その時に考えた。
呼吸をするように、仕事がしたいと。
オフもオンも同じでもいいんじゃないかなと。
仕事をオン、バカンスをオフって誰が決めたのだ?
わたしは全てをオンで行こう。
そんな戯言をも思う旅の空の下。
普段考えないことを考える。
だからこそ、一人旅はやめられない。
明日も青空でありますように。

