めっきり寒くなり、
冬眠を試みたくなる季節がやってきました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
おととい、読み始めたら止まらず一気読みして、
すっかり寝不足になってしまいました。
『赤めだか』立川談春著
![]() | 赤めだか (扶桑社文庫) |
| クリエーター情報なし | |
| 扶桑社 |
文庫になっていたので、迷わず買いました。
というのも、後輩に借りた立川談志さんのドキュメンタリードラマ『人生成り行き』に触発され、
もっともっと知りたくなったから。
このエッセイは、談志さんのお弟子さんの談春さんが自分が落語家を目指したきっかけから綴ってあります。
初めは、競艇選手になりたかったということ。
戸田競艇場に通っていたということ。
ここで、ふと手が止まった。
最近見た『探偵ナイトスクープ』でも戸田競艇場で
加藤峻二選手の引退にまつわるネタをやっていたばかりだから。
70歳を過ぎても現役だった加藤さん。
かっこよかった~。
談春さんも、加藤選手に憧れていたとのこと。
なんだか奇跡のリンクを感じ、ゾクゾクしました。
談春さんが談志さんの落語に初めて出会った時のこと。
「しばらく立てなかった」
「思いつめた顔でうつむきながら帰ってゆく人」
という描写が心に焼き付いた。
あ~、生で談志さんの落語が聴きたかった。
このエッセイは、談志さんがご存命の2007年に書かれたものだ。
2011年、東日本大震災の年に談志さんは亡くなる。
読んでいくと、最後に自然と泣けてくる。
談志さんの『落語は人間の業の肯定だ』という言葉が、この本の中にも表れているようだった。
今、思い出しただけでも泣けちゃうわ。
談志さんの亡くなった2011年は、わたしの父親が亡くなった年でもある。
人は絶対にいつか死ぬ。
そんな業も落語は肯定しているのかな。
それは業とは言わないのかな?
そんなこんなを思いながら、年末に放送が決定されているドラマを楽しみにしたいと思います。
なんてったって、談志さん役はビートたけしさん。
絶対に泣いてしまうわ。
そんなわたしが落語と出会ったのは、今年の2月23日。
出会いは、自分の扉を開いてくれるもの。
今年もひとつ、大きな扉が開いたような気がします。
