恋の始まり。 | カメロンのブログ

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半身浴で読み切りました。
「首折り男のための協奏曲」伊坂幸太郎
首折り男のための協奏曲
クリエーター情報なし
新潮社

短編の組み合わせがこんな絶妙な物語になるなんて。
伊坂幸太郎さんは、やっぱり好き。
今まで読んだ作品を通じて感じるのは、体温が低いということ。
35.5℃が平熱な感じ。
同じくらいの平熱を持つ私には、本当にしっくりくる。
大変そうなことがたくさんあるのに、
誰も大変そうじゃない。
クールとも言えそうだけど、それより、平熱35.5℃がピッタリだと思う。
お風呂のお湯の温度は40℃。
その熱の違いがこれまたピッタリ。
半身浴で読むのが一番いいと思う。
首折り男って怖いタイトルだけど、
首折り男のことは、ちょっと好きになりました。
この前、アドラーの本にもありました。
人は誰でも善なる行いをしたいものだと。
犯罪者にとって、犯罪が善だという話。
人それぞれの価値観の違いなだけ。
そう考えると、首折り男がやっている首折り=殺人は
圧倒的に善なのだと思いました。
だから、好きにもなるのです。
かっこよくいえば、ダークヒーローです。
それと登場人物のセリフの中に、
私が迷っていたことの答えが書いてありました。
小説とはいえ、登場人物は生きているので、
時折、自分とリンクすることがある。
それもまた、小説の魅力です。

新入社員の男の子の机に、伊坂幸太郎さんの「死神の浮力」が置いてあった。
「伊坂幸太郎、好きなの?」と聞くと、「好きっす」と言われ、
「わたしも好き」と言うと、「どの作品が一番好きですか?」と聞かれたので、
迷いなく「ラッシュライフ」と答えた。
彼は顔を輝かせ、「僕もです!」と言った。
かかさず私。
「これって相手が違えば、恋が始まるパターンだね」
本の趣味が合うって、一つの要素だと思います。
あー、残念。
そう言うと、冗談で「僕じゃダメなんですか?」と言ってくるので、
わたしも冗談で「ごめんね、ちょっと考えられない」といい女ぶる。
そんなやりとりも、楽しいものです。
伊坂幸太郎さん、さまさまです。

「死神の浮力」は、今度、ふかわりょうさんで舞台化する。
「5時に夢中」でコメンテーターの岩井志麻子先生と中瀬ゆかりさんが
舞台のアフタートークに出ると発表されました。
翌日、チケットを取りました。
見ると、その回だけがソールドアウト。
さすが、先生方。
というよりその回は、「5時に夢中」ファンが集中していると見た。
今から楽しみで楽しみで。
ウキウキしちゃうわ。
そう言えば、「首折り男の協奏曲」は、
中瀬さんがオススメされてたから、買ったんだった。
どんだけ、好きなんだろう。
エロ&インテリジェンス。
エロだけでも、インテリジェンスだけでも、こんなには惹かれない。
世の中、エロ&インテリジェンスでいけたら、平和だと思う今日この頃です。