春の日に… | カメロンのブログ

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久方の光のどけき春の日に
しづ心なく花の散るらむ

最近、桜を見かける度、この歌を思い出します。
歌を詠みたくなった紀さんの気持ち、よく分かるわ~。
桜には、人を酔わせるパワーがある。
呆気なく散るからこそ美しいと言って、
昔の人は歌に詠んだらしいけど、
今も同じですね。
さくらソングが毎年出てるもんね。

さて、今日は大阪で飲み会に行く予定。
普段は、駅まで車で約10分かけて行ってますが、
今日は飲み会。
このままでは、飲めない会になってしまう。
10年ぶりにバスで行くことにしました。
1時間に1本のバス。
見事に乗りそこねました。
改めて、バス停まで徒歩15分かかることを知りました。
こうなったら、道々タクシーを拾うか…。
走っていない。
駅まで40分かけて歩くか…。
電車に間に合うか微妙だ。
もう一つ、私には可能性が残されていた。
1番最寄りのJRの駅からひと駅乗るプラン。
前回、ブログに書いた、1時間に1本の単線である。
鉄道好きの方ならご存知かもしれないJR桜井線である。
15年ぶりだ。
ケータイで時刻表を調べ、(便利な時代だね)
現在所在地から早歩きをすれば、
1時間に1本の電車に間に合う!
いっそげ~。
10分小走りの末、間に合った!
改札は無人だ。
うそっ!?
でもICカードは使えた。
コンピュータが人間の代わりに働く近未来がここに!?
陸橋を渡ってホームにたどり着いた。
登っている間、高校時代の思い出がよみがえった。
私と友達は、自転車で駅まで行っていたのだが、
毎日ギリギリに到着していた。
陸橋を渡るのも電車が到着してから。
うぉ~乗れなかったら、1時間遅刻や~。
必死に登っていると背後で駅員さんの声がした。
「お二人さん、階段途中です!」
それは、運転手さんへのメッセージだった。
電車は我々を乗せてすぐに出発した。
優しさが染みたね。
心入れ替えて、もうちょっと早く家を出ようと友人と誓った。
冬になれば、ベンチには手編みの座布団が。
定期を忘れた時には、顔パスで通してもらったことも。
あったかい駅だったなぁ~。
さて、ホームに着いた時、ちょうど電車が入ってきた。
2両編成だ。
プシュ~。
ドアが開く。
いや、開かない。
1両目の1箇所しか開かない仕組みだ。
ほっほ~。
乗り込んで、結構すいてる席に着く。
暑い…。
今日のあったかい陽気に小走りだった私。
乗り込んだ車内は、自然に優しいNOエアコン。
汗をダラダラかきつつ、ふと顔をあげると、
電車の線路沿いに桜が咲いている。
ず~~っと。
きれいだなあ~。
ぼへ~っとなって、歌を詠みたくなったのでした。
約2分のセンチメンタルジャーニーが終わり、
目的の駅に着いた。
近鉄電車に乗り換えるため、階段を登り始めた。
するとまた、高校時代の思い出がよみがえった。
ある休日、友達と遊ぶ約束をしていた私は、
優しい駅員さんのいるいつもの駅へ自転車を走らせた。
友人とは電車を待ち合わせ場所にしていた。
友人の家と目的地は、高校に行く方向とは反対。
私が乗った後、友人が乗ってくるという話になっていた。
休みの日ということもあり、余裕をもって家を出ていた。
10分前には駅に着いた。
と同時に陸橋を渡った向こうのホームに電車が着いた。
習性とは恐ろしいもので、必死に階段を登り、
ギリギリセーフで乗り込んだ。
反対方向の電車に。
うっわ~。
焦った。
ケータイのない時代、待ち合わせの電車に乗らなければ、
友人とは会えない。
2分考えて、次の駅で反対の電車に乗り換えよう。
ギリギリ間に合う計算や!
駅に着いてドアが開いた瞬間、飛び出した。
目的の電車は陸橋を渡ったホームに停車中。
走れ!自分!
階段を1段とばしで登りきり、
下りる時も1段飛ばし…のはずが、
勢いが付きすぎて、1段飛ばし、2段飛ばし、3段飛ばし…
最後には7段上から飛び降りた。
瞬間、自分が空を飛んだ錯覚に陥った。
だが、あえなく着地失敗。
膝をついた。
白いチノパンが破れ、膝がのぞき、ついでに血がにじんでいる。
しかも両膝。
一部始終を見ていた車掌さんが駆け寄って来て、
「大丈夫ですか!?」と聞いてくれる。
大丈夫じゃないけど、
「大丈夫です」と答え、
そそくさと車内へ。
そこには一部始終を見ていた乗客の方々が私の膝に注目。
座席についた私は、こぶしを握りしめ、膝を隠した。
お気に入りのチノパンが…。
膝、痛いよぅ~。
そして恥ずかしい。
そもそも、なんで反対の電車に乗ったんや!?
私のあほ!ドアホ!
悲しくて痛くて恥ずかしくて情けない思いが渦巻く5分でした。
次の次の駅で乗ってきた友人が、
天使というか、お母さんに見えた。
痛いよぅ、ズボン破れたよぅ。
友人は私の哀れな姿に驚き、一緒に電車から降りてくれた。
それから家に連れていってくれて、
傷の治療をしてくれて、
自分の服を貸してくれた。
優しさが染みたね。

駅の階段を登り切った私は、
その思い出を胸に慎重に階段を下りた。
今日は、ケガをすることも誰かに迷惑をかけることもなく、
無事にJRを乗りこなしました。
大人になったわ。

ここで、一句。
満開の桜が電車の道しるべ

もういっちょ。
さまざまな青春運ぶJR

短歌いっちょ。
おっちょこちょい、すっとこどっこいがネタになる
わたしゃ青春、やり直したい

お粗末様でした。