犬の誤解 | カメロンのブログ

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先日、飼い犬に手を噛まれました。

飼い犬に手を噛まれる。
「ふだんから目をかけてやっている者に裏切られ、ひどい目にあう」
という意味の慣用表現ですが、実際の体験者は語る。
ひどい目ってそんな簡単な言葉では済ませられないものなのさ。

土曜日の朝、私は朗らかに犬に野菜をあげていた。
食べにくそうにほうれん草の茎をかじる彼。
その様子を横目に、わっさーとたくさんの野菜を入れるために、
えさのお椀を寄せようと手を伸ばそうとした私。
伸ばす動線がまずかった。
彼の視界を横切り、「茎が奪われる!」と勘違いした彼は、
私の指に噛み付いた。
右手の中指に。
グッサー。
犬の特徴である犬歯が、私の柔肌に食い込む。
血がしたたる。
いったーーーい!
激痛が走り、私は水道に走る。
流水で洗い流し、消毒液をふりかける。
しみるどころの騒ぎではない。
しびれる指を押さえて、犬を叱りに行く。
まだ興奮冷めやらぬ犬に、くどくどとお説教。
私のしつこすぎる説教に、犬も反省。
辛そうに目をそらした。
その時点で、病院行きを決めて、車を走らせた。
診察を受けて、傷の説明をするのも恥ずかしい。
「飼い犬に噛まれて・・・」
そして、ふと犬のことを思う。
飼い主を噛むなんて、言語道断。
しかも、あんたのかじったほうれん草の茎を奪うほど、
私も落ちぶれてはいないわ!と怒ると同時に、
彼に餌を取られるなんて危機感を持たせた私の不注意を
心底反省した。

その後、帰宅してから、本当に辛い時間が始まった。
指が熱を持ち始めた。
中指だけでなく、全ての指が曲がらない。
ひじまで痛みが走る。
痛くて痛くて、のた打ち回った。
ベッドに横たわる私を心配そうに覗く姪っ子たちにも、
「お願いやから、あっちへ行って」と頼んだ。
あの痛さといったら・・・。
出産を経験していない私の中ではナンバー1だ。
そして打ち寄せる、「飼い犬に犬を噛まれた」ような気持ち。

昨日の私の中指は、倍ほどにも膨らんでいた。
今朝も病院に行き、筋肉注射を打ってもらって、
ようやく中指が中指らしくなってきた。

その事件から、ほとんど犬と接点を持っていない。
私がショックから立ち直れていないのだ。
指の傷が治ったら、もう一度関係を見直そうと思う。
かわいがっていた犬に噛まれても、動揺しないように
自分のことも鍛えよう。
犬よりも人に裏切られる方が何倍も辛いのだから。

利き手の中指が、使えなくなって、
一つだけ困ることがありました。
それは、一体なんでしょう?
想像してみてください。うふふ。
あれだけは、器用な人差し指でも代わりができないんだよね~。