彼女が当時働いていた店のボーイだった。
彼女は、生活費が足らない事を理由に20歳頃働いていたキャンパブに戻っていた。
若い頃は、看板嬢として働いていたこともあり、長く働いているボーイとは旧知の仲である。
そこに、新人のボーイが入店した。
まだ右も左も分からない新人。
彼女には、その分からない事を頑張って覚えようとして働いている姿が目に止まった。
ただ、ボーイと嬢が…などご法度の業界と長年働いている彼女にとっては、当然の当然。
男として見ることすらなかった
日を追う毎に、仲良くなっていった。
もちろん、店の同僚として。
そんなある日。
出勤していた彼女に新人ボーイが声をかける。
「仕事終わったらご飯でも行こうよ?」
軽い誘いだったこともあり、あっさりと引き受けた。
食事をした後、ボーイが彼女を車で家まで送る。
その道中…
男「初めて見た時から気になってるんだよね。俺と付き合ってよ?バレなきゃ大丈夫っしょ?」
彼女は悩んだ。
決して悪い男ではない。
ダメな事だし、旦那もいる。
ただあっさり断ると、次の日から気まずい…
店にバレないように。という条件付きで受ける事とした。
悪夢の始まりである事は知る余地もなく。