ほったらかしのブログにわけ合ってカムバック。私はGoGo歳を迎えるにあたって、自分のこの頃の行動が終活を無意識に始めているということに気が付いた。私の無意識はいつもそんなに間違っていないから、今からがその時なのだろう。私のような未熟な人間は早くから行動しないと、逝くその時に後悔がいっぱいになるのかもしれない。
結婚、出産と当たり前のように、そのときの仕事を辞めて、家庭をベースに働くことを選んだ。今思えば、無言の支配に無意識に従ったのだろうとそう思う。子供たちと英会話であそぶ仕事は天職かと思うほど楽しかったが、20年たったある日、おなか一杯になったように、仕事としての興味を失った。それまでの私の支えの一つを失って、バランスが崩れたのだと思う。たくさんの子供たちに関わる仕事のせいか、自分の子供たちも、その他大勢の一人、そんな子育てだったように思う。息子は2人とも15歳で家を出て、それぞれの進路に進んでいった。寂しい気持ちも、どこかにしまい込んだ。でも、あの日、長男が突然授かり婚で独立し、彼は学生寮でも下宿でもなく、本当に帰ってこない人になった。
私はそのぽっかり空いた傷口には気が付かないまま、突如、船乗りになろうと、昔から乗りたかった大きな大きな外航船に乗って、世界中の見知らぬ港を訪ねたいと、思ったのだ。