アメリカ政府の凋落 | AQUOSアニキの言いたい放題

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ウクライナ情勢を巡って、ロシアとアメリカが外交戦を続けている。舞台はウクライナだが、もうロシアとアメリカの争いだと言ってもいい。

だが今回はロシア側に分があると見ていい。ロシア支持のウクライナ国民の保護という名目があるし、正式な手続きと選挙で選ばれた前政権と、クーデターで政権を奪取した現政権とでは大義名分が違う。国を争う場では大義名分が必要不可欠だ。これが無ければ国内世論は動かせないし、反対世論が増えると政権維持すら危うくなる。対して、アメリカ政府は現政権支持側で、EUや日本とはなかなか足並みが揃わない。正義を謳うアメリカが、薄い大義名分を振りかざし、正義を謳えないからだ。

日本はアメリカのポチだの言いなりだの言われていたが、ここ最近はアメリカの言うことを聞かなくなりつつある。戦後レジームの脱却が始まったというわけではなく、成り行きでこうなった。
今のアメリカ政府、オバマ政権が頼りない。

駐日大使キャロラインの妄言もそうだが、それを指名したオバマ大統領も言動には不信感しか感じなくなった。シリアの対応や政府閉鎖危機、国務省と国防省の不和、獅子身中の虫だらけの状態になってるんじゃなかろうか。日本で例えるなら、民主党政権時代のような。何がしたいのかわからない状態に差し掛かっている。

就任当初のオバマ大統領の演説には感動したし、選挙で掲げたCHANGE戦略も見事だったが、今現在はロシア・プーチン大統領のほうが数枚上手だ。ロシアの手のひらの上でアメリカが踊らされているような印象さえ受ける。
強国アメリカの驕りが、今のダメリカを生んだ気がするね。オバマ大統領はアジア情勢に首を突っ込み過ぎた。仲良くしろ、協調しろと日本に強要を押し付けてきたアメリカの姿勢が、今の日中韓の関係を形成した、間接的な原因だと思う。アジア文化をろくに理解しないキャロラインが、正義の味方気取りで好き勝手言うのも、その背景にあるんだろう。

日本としてはウクライナ情勢に関して、表立って動く必要は無い。北方領土問題や平和条約締結の空気が醸成されつつある今、ヘタに動いて御破算を招く必要は無い。EUもアメリカとは距離を置く考えのようだ。日本はアメリカに積極的に支援する必要も無いし、ロシアには形式だけの制裁を加えるまでが出来る範囲だろう。
日本にとってウクライナは、綱渡りのような外交戦になる。