温暖化交渉「ぶざまに失敗」＝比代表、対応の遅れ批判―COP19
温暖化交渉COP19で、超大型台風災害に遭ったフィリピンの代表は、
温暖化交渉の経過について、「ぶざまに失敗」と世界各国に対して批判した。
気持ちは分かる。被災したから、という気持ちから出た言葉で、彼はこの交渉の為、現地に残った家族親族を案じて断食していると発言した。世界に自分達の現状を訴えたいという覚悟がそうさせているのだろう。
温暖化の原因についてはまだよく分かっていない。CO2の増加が原因のように言われているが、CO2増加と温度上昇に関連が「ありそうだ」「あるかもしれない」というレベルの話で、直接関係無いという説もある。さらに言うと、地球の環境は温暖化と寒冷化のサイクルで周期的に回っているもので、人類ではどうしようもないレベルなのでは、という説もある。
だが、台風の発生という点で話をするなら、温度変化によるものという原因は否定出来ない。温暖化が原因の可能性はある。温暖化に対する対策は、フタを開けて見れば将来、どうしようもない問題となってしまうかもしれない。だが温暖化について駆け引き抜きに真剣に考えて、台風や津波災害の対策を創造していくということは、人類にとって大きな前進なのは間違いないと思う。