※この記事は”うみねこのなく頃に”を直接ネタバレして解答したものではなく、アクオス個人が勝手に考え、勝手に答えを出しただけのものです。なので解答編などとは直接関係ありません。あくまで推理好きの戯言だと思って聞いてやってください。
いよいよEpisode2も最後ですね。
最後の密室トリックは既に過去の記事 で解いているんですが、おさらいの意味でもう一度書くことにします。
そして、最後に残った実行犯であるとした源次、彼の動機はなんだったのか?
これに迫ってみようと思います。
まずは密室トリックから。第六~第八の晩の犠牲者3人の現場である夏妃の部屋の密室ですが、タネがバレれば密室でもなんでもなかったのでは。
実行犯は源次。そして、夏妃の部屋のカギで堂々とドアの扉を施錠して密室を作った。そして、楼座らを連れて夏妃の部屋の前で戦人がマスターキーで開錠しようとしたとき、戦人の目を盗んで源次が楼座にカギを手渡した。
そして、楼座はあたかもカギを室内の遺体から見つけたかのように振舞えば完成。
単純な仕掛けでした。ここまでは過去の記事と同じです。
しかし、1つ謎が残ります。
これらのトリックを構築するには、予め予定された行動でなければ実行は難しいという点です。第一の晩の段階で、すでに源次と楼座に取引があったと推理しました。
しかし、この第六~第八の晩の犠牲者3人の行動は、楼座はまったく知らないはずです。(譲治らが礼拝堂に向かい、そして夏妃の部屋に向かったのは彼らの判断であり、別行動を取っていた楼座は知らないはず)
つまり、その場その場で連絡を取り合うような方法では、このトリックは成立しないことになります。
・・・とすれば、取引の時点で予め犠牲者はある程度決まっていたことになります。
第一の晩の犠牲者となった礼拝堂の6人には、それぞれに息子・娘がいた。礼拝堂にいたとされる蔵臼・夏妃・絵羽・秀吉・留弗夫・霧江・楼座、そして源次と嘉音(ベアトリーチェに変装)。彼らの間にどういう会話があったのか詳細は不明ですが、彼ら親子の中からランダムに選んで、以下の取引をしたと考えます。
1.選ばれた親子の命を保証。
2.報酬として隠し黄金を与える。
3.彼らの犯行を黙認する。
この内容であれば、楼座は主だった人物の誰が犠牲となるのか、知っていることになります。
※補足として、第一の晩の時点で容疑者候補だった紗音・郷田は除外とします。彼女らが犠牲となった経緯や、その前後の行動を考えると、実行犯に協力はしたものの、深い部分まで関与していたとは考えにくい。
特に紗音は、譲治からプロポーズを受けたという「アリバイ」もある。
さて、Episode2の一連の犯行を通して考えてみましたが、源次はなぜこの一連の犯行を行ったのでしょう?動機が気になるところです。
第一の晩の時点で、先述した「ランダム取引」があったとするならば、源次は黄金を誰に与えるか、選べる立場であったと考えられます。このことは、実行犯は既に黄金の在り処を知っていたとした、過去の記事 とも合致します。
しかし、彼は碑文の謎を解いたとか、自分が当主になるとは一切主張していない。
そう、彼は碑文の謎を解いたかどうかは不明。・・・が、黄金の在り処は知っている。
源次は、金蔵から黄金の在り処を聞いていたのではないでしょうか。
碑文は解いていないけれど、黄金の在り処は知っている、ってことです。
金蔵と源次の間には、密約があったと考えます。
・親族ら全員が黄金の碑文を解けなかった場合、碑文に沿って犯行を実行する。
・一連の犯行を知るものは、ランダムに生き残った親族のみで、その親族と子供に黄金を与える。
・使用人たちにも協力はさせるが、「証拠」は隠滅する。
密約の内容はこういったところでしょうか。金蔵と源次の間に、どんな”恩義”や”信頼”があったのかは不明ですが、源次の動機は、金蔵につながると考えます。
次回は、Episode2のまとめです。