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tiny-heaven

背骨を真っ直ぐに打ち直したら

肋骨を帆にして

リズムを持った心を紡ごう


脚を鳴らして
胸を震わせて。




朝からずっと、流れない涙が眼球を覆っている気さえした。

ふと気を緩めれば容易く泣けてしまう気がして、情けない一日だった。

消せないあの景色が脳裏に鮮やかに蘇ると、強い潮の香りさえしてきそうだった。

記憶は風化してしまうと言うけれど
その記憶が連れる感情が強ければ強いほど、一瞬にして全部還ってくるものなんだと実感して。



世界はいつもやさしいね。

そして世界は、
いつだって 残酷だ。

私達に許されるのは
せめて眉をひそめることくらいで、
軽々しく解った気になって泣いたりなんかしちゃいけないんだと

かつて父の故郷だったあの街との、哀しい出逢いをした日から
おぼろげにずっと、そう想っている。


昨日は明け方に少し揺れて、
今日は雨と共に強い雷が轟いた。

ごめんなさい、
忘れてないつもりだけど

またいつもの日を いつものように迎えているの。

当たり前ではないと理解しつつも、
何処かで無駄にしてしまっているだろう想いもあるよ。



情報は操作されては交差する。
何を信じたらいいのか、どう動いたらいいのかも
もう勝手に面倒に感じてしまうくらいに。

だけど

忘れてはいけないことを
今日一日なぞりながら考えていた。

そんなことしか、
出来ることもない気がして。



名前を呼ぶこと。

思い出せる笑顔があること。

いとしいと感じること。

唄いたい歌があること。

繋ぐ手の温かさ。

忘れたくない記憶を繋ぐこと。


全部全部、

なくせない欠片たちが
そこらじゅうに散らばることそのものが

与えられている、ということ。


忘れない。


忘れたくない、
忘れちゃいけないことを思い出す今日。