指を絡ませて
ぴったり寄り添いあって眠りついて。
浅い眠りから何度目覚めてもすぐそこにいて。
ほどけた手を繋ぎ直してまた眠って。
夢じゃなくて、
ちゃんとわたしの隣に居る君は
おはようから おやすみを交わすまで
ずっとずっと穏やかにやわらかくて
わたしはいつも いつもいつも
もしかしたらこれが夢なんじゃないかとさえ思う。
もしかしたら、
何処かでもう ほんとはなにかひとつずつ
ゆっくり崩れたり壊れたりしていっていて
それをわたしが知らないだけなんじゃないか、なんて
ふと見渡すとそこらじゅうにこびりついてる呪いのような感情を
未だに すぐには拭えずにいる。
だからほんとは、もう
眠っていたいくらいだ。ずっとずっと
耳元でその寝息を聞いて
首筋の匂いを感じながら
胸元に顔をうずめて
抱きしめられながら、
手を繋いで
永遠に眠っていたいとさえ思うんだ。
やさしいことは、すこしこわい。
心地良くって
きっとすぐにわたしは許してしまうから
全部を明け渡してしまうから。
繋がれた手に
もたれた肩に
甘い口唇に
甘えることを憶えてしまった。
ひとりで過ごすのなんて、
ひとりで泣くことなんて
もう へっちゃらだったはずなのに。
弱くなってしまった、随分ともう。
