いばる飼い主 | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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よく、支配性理論(パックリーダー論)バンザイなトレーナーや訓練士がいう話に、

「散歩の時は犬など見ずに悠々と胸を張ってまっすぐ前を向いて歩きなさい」とか、

「家の中で歩いて行く先に犬が寝ていたら、『ごめんね、ちょっとどいて』などと言わずに床をドン!と強く踏んで音を出し、威圧して自分から退くようにしつけなさい」などという指導があります。

 

もっとひどいトレーナーもどきだと、

「散歩は飼い主が歩きに行くお供に連れて行ってやるくらいの気持ちでいいんです」

などと言いますが、「馬鹿も休み休み言え!」ですよ。

 

散歩は犬のQOL(クオリティー・オブ・ライフ)のために行くんです。

 

「今日は気分がのらないから散歩には行かない」などと言っていたら、

オーストラリアの一部の州なら罰金を課せられます😓

 

 

「犬に対しては常に偉そうに振る舞いなさい」

「信頼関係のためには、飼い主の強いリーダーシップが必要とされます」

などという指導を聞くと支配欲の強いタイプの飼い主さんは、

すぐに言われたとおりのオレサマ道スタイルを始めます😞

 

犬がちょっとでも気に食わないことをするとリードを引っ張る。

 

言う通りにしないと大きな太い声で名前を怒鳴る。

 

 

リーダーウォークなどというこっぱずかしい名称の、

リードショックで脚側歩行を叩き込むトレーニングを散歩中にやろうとします。

 

 

でもこんなことして犬があなたを尊敬すると思いますか?

 

気づいていないかもしれませんが、

相手に『気を遣う』という行為はとても想像力を必要とするものです。

 

自分がこうしたら相手はどう感じるだろうか?

 

自分がこうしたら相手はどう反応するだろうか?

 

そういったことを常に意識して考えられる大きな器と想像力がなければ、

他人に気を遣うことなどできません。

 

最初に話した行為はいずれも「犬に対して気を遣うな」という指導で、

『人間の社会の中で権力のある者は下の人間に気を遣ったりしない』という

偏ったイメージをドッグトレーニングにも当てはめているだけなのです。

 

犬になんか想像力を駆使して気を使わないでいいよと言っているだけで、

言われた方はその方が面倒がなくていいやと飛びつきます。

 

 

でもそんな思いやりのない飼い主を犬は尊敬などしません。

 

犬が尊敬するのは常に周りの仲間を気をかけ、

危険があったら即座に現れ守ってくれる頼もしい存在です。

 

 

犬に対して偉そうにしろなんてアドバイスは本気にしないでください。

 

あなたが『時代錯誤のじーさんやばーさん』に見えるだけです...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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