ママ助けて! | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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最近本も出して保護活動などが評価され人気が出てきたぽちぱぱ氏ですが、

犬に対して穏やかに接しているのかと思えば実はシーザーミランの真似事と今までの経験から学んだつもりになっている持論をあたかも犬の行動学かのように話し、やっていることは強制服従訓練です...

 

下の動画は抱き上げようとすると唸る、ブラシをしようとすると唸ったり咬んだりするミニチュアシュナウザーくんを連れて相談にみえた飼い主さん家族にどうしたらいいかを説明する様子なのですが...

 

こんなやり方ではまるで指示通りにはなりません。

 

まるで『北風と太陽』という寓話の北風のやり方を見ているようです...

 

まぁ、ダラダラと話すので言ってることも入ってきませんし、

50分以上もある動画なので最初の10分くらい見たらあとは飛ばし飛ばしでいいです。

 

どうせ大半が自分より前に行ったとかついてこないとかでリードショック(ジャーク)を入れているか、無理やりお尻を押して座らせようとしているシーンですから...

 

 

この動画をカーミングシグナルをきちんと読み取っていけばシュナウザー君の気持ちが伝わってきます。

 

にもかかわらずこの手のシーザーもどきさんたちはまるでカーミングシグナルを勉強しないんですよね...😞

 

 

初対面で目をじっと覗き込む→犬に対する挑戦ですから犬としては初めから仲良くなんてできない相手だと判断します。

 

ずっとシュナウザーくんには逃げることしか念頭にないのがわかりますね😥

 

犬が目を逸らす・口の周りを舐める・地面の匂いを嗅ぐ→カーミングシグナル(落ち着いてください。敵意はありません)リードショックをやめて欲しい。

 

尻尾が下がる・耳が後ろに倒れる→不安・恐怖・嫌悪・緊張

 

リードをクイッと引かれること(この手のシーザーミランの真似っこトレーナーが言うところのコレクション)に対する不快感・嫌悪感

 

「パパ・ママお願い助けて!このおっさんにリード持たせないで!」と懇願しています😢

 

お得意の『シッって言いながら手刀による攻撃』には屈すると言うより激しい嫌悪感と飼い主さんの元へ逃げたいという気持ちが痛いほど伝わってきます。

 

座らせようと腰椎と骨盤の間を指で強く押して痛みを与える→座ったらすぐに逃げられないので犬は拒否する

 

恐怖による緊張で全身に力が入る。口角が後ろに下がる。

 

恐怖感によるパンティング(ハァハァという荒い呼吸)。

 

「このおっさんと歩きたくないよ!助けてパパ!ママ!😢」

 

「散歩中尻尾が上を向いているのは興奮状態。地面と平行か下向きが望ましい」などと言っていますが、そんなことが書いてある研究発表などどこにもありません。

心地いい気分やワクワクするから尻尾が上がっているのであって、

決して悪いことではありません。

 

尻尾が地面と並行になっているというのは、

むしろ獲物を見つけて集中しているときなどであって、

普通にお散歩している最中にそんな集中する必要などないでしょう。

 

シュナウザーくんの尻尾が丸まっているのは常に頸椎にショックを与えるおっさんにドン退きしているからに他なりません。

 

1ミリたりとも尊敬なんてしないでしょう。

 

 

なかなか座らせることができずに、

とうとう膝カックンのように座らせていましたが、

シュナウザー君も途中から学習してきたようで、

膝カックンされないように体重を前にかけて座らないでいられるようにしましたね。

 

なんで座らせることにこんなに固執するんでしょうね?

 

馬鹿馬鹿しい😞

 

そもそも抱っこするときにうなるルーティンができてしまったのは、

変な抱き方をして痛かったからやめてほしくて警告として唸るようになったか、

自分がやりたいことがあったのに抱き上げられて自由を奪われたとか、

抱っこされた状態で他人に撫でさせた(逃げられない状態で危機感を感じた)など、

過去になんらかのトラウマができたからでしょうね。

 

別の記事で書いた『抱っこのしかた』を読み直し、

ゆっくりと正しい方法で抱っこしたら褒めておやつを繰り返せばそのルーティンも消去できると思います。

 

抱っこの時に唸るのは決して支配的な行動ではなく、

「痛くしないでね」か抱っこして連れていかれる先が自分にとって嫌なことだと分かっているから拒否しているのではないでしょうか?

 

なぜ、最後の方にママさんや娘さんが抱っこしても嫌がらなかったかと言えば、

早く抱っこしてもらってこのうっとおしいおっさんから連れ去って欲しかったからでしょう。

 

こんな嫌がらせのようなリーダーウォークなどしなくても、

ゆっくり抱き上げて胸とお尻のしっかりとした支持、そして下ろすときも放り出さないようにゆっくりと降ろすを心がければ良かっただけの話です。

 


ちなみに娘さんの抱っこの仕方は脇の下に両手を入れてブランと持ち上げるので過去に痛かった経験があるのかもしれませんね。

(しまいにはこのぽちぱぱ氏が脇の下に両手を入れてブランと持ち上げていますが犬の専門家はこんな抱き上げ方は決してしません)

 

おばぁちゃまかな?が降ろす時に小さく唸ったのも、過去に雑に下ろされた時の記憶が蘇るので出てしまうだけのルーティンになってしまっているのかもしれませんね。

 

「そっとおろして」って伝えているのかも。

 

 

さぁ、そしてブラシですがこれは根くらべで犬に我慢することを教えただけであり、

賢いシュナウザーくんが「今だけ我慢すればこのおっさんから解放される」ことに気づいただけなんでしょうね。

 

ママに替わった途端身体をブルブル震わせて気分転換を図っています。

 

まぁ、こんな長い動画を見せられてしかも相手に何を伝えたいかがまとまっていないため、

いつもダラダラと大して意味のないことを聞かされるのであまり見たくはないのですが、

コメント欄に「すばらしい!感動した!」などと書いてあるのでそんなに凄いことをしたのかと思ってたまに見るとこれです😞

 

保護活動は素晴らしいのかもしれませんが、やっていることは体罰を使った強制服従訓練。

 

犬のことに関してはあまり学術的な知識のない人だと思いますね...

 

ごくたまに合ってることを言うので始末が悪い...😞