皆さんは愛犬・愛猫の体重を測っていますか?
持病があって体重が増える(減る)と負担になるなど、
症状に直結する場合は当然日々測る必要性がでしょうが...
健康な子なら特に測らなくても、
見ていて太ってきたらダイエットさせればいいなどと
考えているのではないでしょうか?
「少し太ってるくらいが可愛いからいいのよ」なんて言ってませんか?
でも、犬や猫にとって肥満は人間よりはるかに身体に悪いんですよ。
まず、寿命が短くなります。
体重管理してきた犬に比べ体重管理しないで肥満していた犬は、
2年弱寿命が短いという研究結果も2002年に出ています。
贅肉がつくだけでなく、その贅肉の中にも毛細血管が必要になりますから、
増えた毛細血管に血液を送り出す心臓の負担も大きくなります。
体重が増えると手足の関節にも負担がかかるので、
『膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)』(亜脱臼含め)など
関節系のトラブルがある犬は気をつけなければいけません。
肥満していると尿路結石や膀胱結石にもなりやすくなってしまいます。
糖尿病になるリスクも増えます。
そして身体が重くなると運動も苦痛になってくるため、
散歩を嫌がったり、ゆっくりとしか歩けなくなったりするため、
さらに太りやすくなるという悪循環が生まれます。
普段見ていても徐々に太っていくとなかなか飼い主にも分かりません。
犬友さんなどに「あれ、○○ちゃん太ったんじゃない?」などと言われ、
気になって測ってみたら以前の体重より2キロも増えていたなどということも...
サロンや獣医さんで測ってもらっている方もいるでしょうが、
月に1回程度だとダイエットの効果がどの程度効いているのかも分からず、
結局食事制限が続かなかったりします。
ですから、一度獣医さんで体脂肪率を測ってもらい、
適正な体重がどのくらいかを確認してみた方がいいですよ。
犬にとって理想的な体脂肪率は20〜29%と言われており、
20%以下なら痩せていて30%を超えると太っていることになります。
まぁ、体脂肪計は6万円くらいしますから、
なかなか一家に一台とはいかないでしょうね。
ですから動物病院で適正体重を教えてもらい、
できれば毎日、少なくとも3日に1度は体重を測って記録しておくといいんですよね。
ついついおやつを与えすぎたとか、
自分が知らないうちに家族の誰かが高カロリーの食べ物を与えているとか、
そんなことに気づき日々の給餌量を調整することが大切なんです!
さて、そこで犬の体重の測り方なのですが、
トップの画像のように犬を抱っこして人間用の体重計に乗り、
さらに自分だけの体重を測って引き算すれば、
理屈としては犬の体重が出ますよね。
私も以前はそうしていたのですが、
一般の人間用体重計で何度か測ってみると
抱きかたや体重のかけかたで
1キロくらいは軽く誤差がでてしまうんですね。
タンタンは私の10分の1くらいの体重ですから、
1キロの違いは私でいうところの10キロの違いとなるので、
まるで参考になりません。
大型犬だとまず抱っこして体重計に乗るのが大変で、
さらに誤差がもっと出ると思います😅
そこで10グラム単位で測れるペット用の体重計を購入することにしました。
私の知り合いは『ペットくん』という5グラム単位で測れる体重計を買った人が多いのですが、
レビューを見ると電池があっという間に消耗するとか、
故障率が高いとかあまりよくない評価が目立ちます。
そこで私はこちらの体重計を購入しました。
この体重計だと20キロの犬まで10グラム単位で測れるそうですが、
そんなに上面は大きくないので中型犬以上が使うには小さいかも...
さて、ペット用体重計全般に言えることですが、
このまま使うと上面が滑るので犬が警戒して乗らなくなってしまいます。
そこで100均で裏面に滑り止めがついているマットを買ってきて、
上に被せます。
多少大きすぎて端が床についても構いません。
(一度でも滑って嫌な思いをすると近寄らなくなることがあるので、絶対にそのまま乗せないでください)
本当は表示する液晶部分がここじゃなくて、
(この画像だと)横についていた方がいいんですけど...
犬を呼んで乗ってもらう時、
液晶側から呼ぶと、縦幅が短いので超小型犬でもないと全身が乗りません。
仕方がないので液晶が横に来るように設置して、
タンタンを呼び、乗ってお座りしてもらって、
表示が確定してから横に数値を見に行っています。
まぁでも機能的に困ることは今のところありませんが。
この体重計に乗るという練習もクリッカーを使って
トレーニングするといいんですよね。
クリッカートレに慣れている子なら数分でできるようになると思います😅