長く伸びた爪を出血させずに短くするには | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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犬の爪の中の血管と神経をクイック(KWIK)と呼びます。

 

昔はクイックは一度伸びると切ってしまわない限り短くはできないと言われていました。

 

そのため上の写真のように伸びすぎてしまったら犬を押さえつけておいて、

血管ごとカットし止血のためクイックストップという黄色い粉をつけていました。

 

この粉が実はクセモノでできれば使わない方がいいのはもうお話ししましたね。

 

 

もちろん血管だけでなく神経も切るので血が出るだけでなく痛いです。

 

キャインって鳴いてしまうほど痛いこともあります。

 

ただ、神経は血管よりも少し奥の方にあるので、

ちょっと先の方が出血したくらいならクイックストップで焼いても痛みを感じないんです。

 

そのせいで多くのトリマーさんは「これ使っても痛くないんだわ」と勘違いしてしまうんですよね😞

 

でも一度痛い思いをすると犬は爪を切られたくなくて、

爪切りを見ただけで逃げるようになりますし、

それ以前にサロンや病院に行くこと自体に怯えるようになることもあります。

 

ですから爪はまめに切っておかなければいけないのですが、

短毛腫などトリミングが必要ない犬種はついついサロンに行くのが面倒で

伸ばしてしまうことがあります。

 

ところが実は犬の爪はこまめにクイックの手前まで切っていれば、

徐々に後退して短くなることが現在では分かっているのです。

 

 

昔の専門学校で習ったトリマーさんなどは知らないのですが、

長くなってしまっても毎週爪切りに行ったり、

家庭でまめに電動やすりで削っていけば、

徐々にクイックは後退し流血させず痛みも感じさせずに

戻すことができるのです...

 

こう説明しても頑として聞き入れないトリマーさんや獣医さんもいますが、

こういった知識は日進月歩で変化していくもので、

常にアップデートしていかなければ常識についていけません。

 

本当に愛犬をトラウマから守りたければ、

最新の知識を知っておかなければいけませんね🤔

 

ちなみに電動やすりはすぐに温度が熱くなるので、数秒削ったら離しフーフーして冷ましてください。

 

また削っている時の音が大きくてワンちゃんがビビるので、本当にスモールステップで

おやつを使いながら慣らしていってください。

 

 

 

 

 

 

以前使っていた電動爪やすりのキャップが壊れたので

これに買い替えたのですが前のに比べてよく削れるので

手入れが早く終わります↓