千葉で5万頭に繁殖した野生動物 | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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みなさんは今千葉県に5万頭もの野生のキョンが生息していることをご存知ですか? 

 

キョンとは外来種の小型の鹿で恐ろしく繁殖力が強く、

今はなき『行川アイランド』から逃げ出した数頭が房総半島南部一帯で大繁殖して今や5万頭にまでなってしまったのです。 

 

実はこのキョン、非常に警戒心が強いため人前に姿を表すことも少なく罠にもかからないため駆除も難ししいのですが... 

 

 

なによりも環境省が狩猟鳥獣(狩猟で捕獲してよい鳥獣)に認定していないため

有害鳥獣捕獲という形で実際の被害を提示し捕獲申請し許可された捕獲でしか対処できません。 

 

じゃあなぜ環境省がキョンをあっさり狩猟鳥獣に認定しないかといえば、

 

それには納得できる理由があったのです 

 

今のところ千葉にしかいないキョンを狩猟鳥獣に認定してしまうと、

マナーの悪い猟師たちが不法に県外の自分達の猟場に連れて行って放ち

繁殖させて獲物にしようとする可能性が高いからです。 

 

釣りでいうブラックバスブルーギルのように

全国区になってしまうというのが環境省の言い分です。

 

ブラックバスやブルーギルという外来署の魚も繁殖力が強く、

在来種を根こそぎ食べてしまうのですが

大きくなるので釣り人にはたまらない獲物になるんです。

 

そのため心無い釣り人が自分たちの釣り場に放流し

それが大量繁殖して日本の在来種の生き物が何種類もいなくなってしまいました😞

 

小型とはいえ鹿を千葉県外に連れ出すようなことをするかと思うでしょ? 

 

実はかつて千葉県内では1970年代にイノシシは一度絶滅したのですが、 

「イノシシがいないと猟ができなくてつまらない」という理由から狩猟を趣味とする一部のハンターが再度イノシシを千葉県に放獣したため現在の大増殖に至ったといわれているのです😠 

 

 

農作物を荒らす害獣を駆除するために、

民間の猟師は必要だなどと言う連中はいますが、

その猟師たちのせいで異常繁殖してしまった外来種に対処できず

農家の人々が困っているというケースもあることを知って欲しいですね...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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