今日から始まる犬肉祭り | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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アジアでは犬肉や猫肉を食べる国がまだ残っていて、

毎年莫大な数の犬が残酷な方法で殺されています...😞

 

中国では有名な『ユーリン犬肉祭り』が毎年6月21日~30日まで10日間開催され、

10日間で1万頭もの犬が食用に殺されます。 

 

10000頭って驚きますよね...

日本では殺処分をなくそうとこれほど多くの活動家が頑張っているのに。

 

でも、世界からこれほど叩かれていることをユーリンもよく分かっていて、

犬の屠殺も犬肉料理の提供も今では隠れてコソコソとやっています。

 

海外からの取材に対しても異常なほど神経質になっています。

 

10年前に始まった時は1万頭だった食べられる犬も、保護団体の活動やコロナの影響もあって今では数千頭まで減ってはきています。

 

 

 

そもそも、中国では犬肉を正式な食用とは認めていないので、

検疫がありません。

 

検疫を受けていない肉を食用として販売するわけですから違法です。

 

それに関わっている業者たちは闇の悪徳業者というわけです...

 

 

 

一方で日本ではあまり知られていませんが、

韓国ではボクナルという『犬肉スープ祭り』が毎年開催され、

30日間で100万〜150万頭もの犬が殺されます… 

 

なんとユーリンの150倍です...

 

ボクナルは7月16日、7月26日、8月15日を中心に、

一箇所ではなく韓国のあらゆる地域で行われます。

 

韓国では犬は家畜リストに登録されているので、

合法的に犬が殺され食べられています。

 

犬牧場という食用の犬を育成し出荷する施設が少なくとも

17000箇所以上あり、そこから犬肉食堂が

大型犬1頭15000〜17000円くらいで購入し、

口に電極を咥えさせ20〜30秒電気ショックを与えて屠殺します。

 

その後トゲトゲのある脱水機のような機械で毛を毟り、

熱湯で茹でて精肉します。

 

韓国の多くの若い人たちは好んで犬肉を食べたりしませんし、

犬を愛玩動物だと感じていて犬食を残酷な食文化だと思っているようです...

 

 

 

しかしこれは

文化でもなんでもなく

貧しかった時代の悪習を

商売に結び付けて

儲けている連中がいる

というだけのことです... 

 

 

ひもじくて犬でも食べるしかなかった...

 

昔の人たちのそんなノシタルジーのために、

多くの犬たちが生きたまま熱湯に放り込まれたり、

生きたまま四肢を縛り付けられて焚き火で焼かれたり、

首を鉄のペンチで挟まれて撲殺されたり、

口に高圧電流の電極を押し込まれ、

死ぬまで何度も電気を流されたりします。

 

犬は苦しめて殺した方が味が良くなるなどという

本当かどうか分からない理由で、

不必要に非人道的な屠殺の方法が行われているのです...

 

 

中国でも韓国でも、

多くの若い世代の人々は犬や猫を食べること、

残酷な屠殺をすることには抵抗を感じています...

 

反対運動や犬猫たちの救済に賛同しています。

 

こんなことを続けているのは、

古い世代とこの産業で儲けている闇の業者や、

そこから利益を得ている政治家などがいるからです。

 

このような行為を恥ずべきことと考えられる倫理観が、

そういう連中にはないのでしょう。

 

日本でも一部の地域の古い世代は好んでイルカを食べますしね。

 

 

私は政治的な批判も国民性の批判もするつもりはないですが、

不要に犬や猫のような愛玩動物がこのような残酷な方法で、

大量に殺されている事実に心が痛みます...

 

中国では今後犬を含め何種かの野生動物を食べることが禁止される予定ですが、

漢方薬に利用する場合はいいという逃げ道が残されていて

どうなっていくのか分かりません。

 

 

また、日本では犬や猫を殺すことは動物愛護法で禁じられていますが、

犬肉を食べること自体は禁じられていないため、

輸入された犬肉が食べられるレストランがいくつも存在します。 

 

ですから中国で犬食が禁止されても、 

中国や韓国で殺された犬肉が日本に輸出され、

日本こそが外国人向けの犬食大国になってしまう可能性もあります...

 

私が言っていることが大袈裟だと思われる方は、

無料配信されているこのドキュメンタリー映画を見てみてください。

 

アジア犬肉紀行 《無料配信》

 

アジア犬肉紀行 《無料配信》 | アジアンドキュメンタリーズ2018年製作/中国・韓国・日本/作品時間123分食用として屠殺される犬や猫の数は、全世界で年間約3千万頭以上と推測されています。インターネットやSNSの発達で、近年ようやくその実態が明らかになってきました。数日のうちに1万頭以上の犬猫が食用にされる“犬肉祭”。暑気払いや滋養強壮を目的にした犬肉スープのため、一ヶ月余りで百万頭以上の犬たちが残酷な方法で殺されます。また、ペットとして飼われていた犬や猫を盗んで食肉業者に売り飛ばす犯罪組織の存在、業者の一部には、未だに犬に恐怖と苦しみを与えると肉が美味しくなるという迷信を信じ、犬たちに不必要な拷問を与えて殺す実態もみられます。本作では、こうした今までタブー視されてきた犬食文化の闇に光を当てます。監督     :北田直俊プロデューサー:小尾栄子撮影     :北田直俊・小尾栄子・井上貴弘・KwonLee音楽     :坂本弘道これは食文化なのか?中国、韓国、日本の実態から考える犬食は、中国でも韓国でも、犬の扱い方と食べ方の両方をめぐって大論争が巻き起こっており、賛成派と反対派で激しく対立しています。一方、一般的に犬食には縁がないと思われがちな日本でも、「動物愛護法」と矛盾する形で、犬肉の輸入が認められています。本作では、30年ほど前までは日本でも犬肉を食べる文化があったと紹介し、犬食が民族的な風習や国民性の違いではなく、その国の経済発展やそれに伴う教育、道徳倫理観に由来するところが大きいのではないかと分析しています。捕鯨やイルカ漁などの問題を抱えていることから、食文化の問題はタブー視されがちな日本ですが、犬食の実態を直視したうえで、「これは食文化なのか?」という問いに対して、私たちは真摯に向き合う必要があるのではないでしょうか。予告編リンクhttps://asiandocs.co.jp/con/254

 

2022年6月、犬肉祭りに出荷される途中だった犬400頭を運ぶトラックが

撮影された様子↓

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/06/post-98963_1.php

 

 

 

 

是非、多くの人々にこの事実を知っていて欲しいと思います...

 

 

 

多くの人が知って、

 

そんなことがなくなるよう願えば、

 

世論がそれを許さなくなり、 

 

そのプレッシャーで

 

残酷なことをやっている人たちは

 

潰れていくのです。

 

そう願いましょう...🙏

 

追記)韓国では2024年に食用目的での犬の飼育・食肉処理・流通などを禁じる

特別法(犬食禁止法)が成立しました。

 

違反者には最高で3年の懲役、または3000万ウォン(約330万円)の罰金が科されます。

 

ただし、この法律が有効になるのは3年後の2027年からです...