犬に『無駄吠え』などない | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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タンタンとパパはいつも一緒に寝ているのですが、

近頃、朝4時になるとガバッと起きて「フン!フン!」と

吠えるようになりました...

 

タンタンに「どうしたの? 大丈夫だからもすこしねんねしよう」

と言っても少しするとまたガバッと起きて「フン!フン!」と言い出します。

 

これが続くと慢性的な睡眠不足になってしまいます😥

 

 

 

ですがいつもお話ししているように、

犬に『無駄吠え』というものはありません。

彼らなりに必要な理由があって吠えるのです。

 

何か不審な物音がしたから(警戒吠え)

 

家の外で他の犬が吠えたから(警戒吠え)

 

お腹が空いて食べ物が欲しいから(要求吠え)

 

甘えて撫でて欲しい時(要求吠え)

 

他の犬や人に近づいて欲しくない(威嚇吠え)

 

などなど、ちゃんと伝えたいことがあるわけです...

 

 

であれば、その理由を把握して、

鳴かないでもいい状態を作ってあげればいいわけですね。

 

特に要求吠えは、吠えるのではなく別の方法で要求が満たされればその方法に変わっていきますから減らすことは比較的容易です。

 

タンタンが朝の5時になると鳴く理由は、

最近じーじが早くから目覚めてしまい、

その時間になるとガサガサと音を立てて家中の雨戸を開けたりするからでした。

(警戒吠え)

 

そこで私はじーじにあまり朝早くから物音を立てないで欲しい旨を伝え、

まぁ、それでも年寄りはいうことを聞いてくれませんから、

早くから起きてタンタンが物音を気にする時はタンタンをリビングに連れて行って、

好きなだけじーじの行動を観察させてやることにしました。

 

タンタンは何か不審な物音がする理由が理解でき、私に知らせるというルーチンも必要なくなったので吠える理由がなくなりました。

 

そして私は寝室に戻って時間まで二度寝すればいいのです😴

 

 

このように、犬の行動を直接的にやめさせるのではなく、その理由を調べて原因を無くしたり

できてしまったルーチンを断ち切ることで結果的にその行動をしなくなるようコントロールすることは、共生する上でとても重要です。

 

チャイムの音がすると吠えるという行動も、

最初は警戒吠えだったのでしょうが、何度もやっているうちにルーチンになってしまっていることが多いです。

 

ですからスマホにチャイムの音を録音して、その音を聞かせて続けてサークルの中に誘導しサークルのドアを閉めておやつを与えるを毎日何度も繰り返しているうちに「チャイムがなったら良い知らせ」「サークルに入って静かに待ってるとおやつがもらえる」というルーチンを覚えます。

 

できるようになったらお友達に協力してもらって実際のチャイムを鳴らして同じ練習を繰り返していればチャイム吠えは消去していきます。

 

大切なのは飼い主の根気ですけどね😅

 

ちなみにいまだに『無駄吠えをやめさせる方法』などと『無駄吠え』という用語を普通に使うような訓練士やトレーナーは圧倒的に古臭いので、

それ以上話を聞くのは時間の無駄ですし、あなたと愛犬に悪影響があります...