日本酒の話をしようというわけではありませんよ(笑)
老子の言葉です...
「じょうぜんじょすい」「じょうぜんみずのごとし」などと読みます。
最上の「善」、最も好ましい生き方とは
水のようなものであるということです。
水は、どんな器にもすんなり自分の形を変えて収まります。
それでありながら、この世は水なしには存在しないといえるほど必要なもの。
つまり、どのような社会にあってもエゴを通さずに人に合わせ、
それでいて、人々から大切にされる存在でありなさいということです。
また、水は低い方へ低い方へと流れて行きます。
人は、自分の地位を常に上へ上へと持って行こうとしますが、
自ら下の位置に座そうという謙虚な姿勢が大切だという意味です。
そして、水は低いところに溜まるので、徐々に大きくなり
池にもなれば、湖にもなるのです。
そのようにして蓄えた力は計り知れません...
静かでありながら、莫大な力を秘めた存在でありなさいということ
かもしれませんね。
どんなに勉強して知識があっても、どんなにお金持ちになっても
自分が立派な存在だと思ってしまったら、誰も心を開いては
くれません。
常に相手の中に尊敬できる部分を感じて、
自分を下の存在と考えることができれば、
きっと水のように生きられるのでしょうね・・・