犬について学ぼうと決めたら | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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私たちは犬のことをまるで学ぼうとせずに犬と暮らし始めます...

 

可愛いし、みんなも飼ってるからなんとかなるだろうという、

楽観的な考えで迎えてしまってから様々な問題に直面し、

その都度ライフハックでも探すように解決策を調べたり聞いたりして、

ごまかしごまかし暮らしていきます。


それでもなんとかなってしまうのは、犬が人間に合わせて対応してくれる
大きな器を持って接してくれているだけなのかもしれません。

 

もっと犬について知らなければいけないと気付いた人は、

いわゆる犬のしつけ教室に行ったり、ドッグトレーナーに相談して

犬との生活をもっと円滑なものにしようとします。

 

ただ、一般のドッグトレーニングと言うと、

「オスワリ」「フセ」「マテ」「コイ」「ハウス」などといった

基本的なコマンドを犬に教えるオビディエンス・トレーニング(略してオビトレ)

と脚側歩行(きゃくそくほこう)などを教えるだけのしつけ教室がほとんどで、

犬学については大して教えてはくれません。

(教えている方もそんなに詳しくは分かっていないでしょうしね...)

 

犬が飼い主のコマンドに従って言う通りに動けば、

「この飼い主さんはよくしつけている!」「犬のことがよく分かっている」

思われがちでそこで満足してしまいますが、

実はそんなことは行動分析学のほんの一部を応用して、

犬に何かを学習させただけのことなのです。

 

 

ですから、犬について学ぶと言うことは、

 

犬とはどういう生き物か?

 

犬はどのように感じ、どのように考えて行動するか?

 

どのように他の犬や人間に気持ちを伝えているか?

 

どのような本能や習性をもっているか?

 

どのような食性や生理を有しているか?

 

どのような病気にかかるか?

 

人は犬にどのように接していけばいいのか…

 

などを基礎から勉強しそれを元に、

どうしたら犬が健康的に過ごせるか、

人間や他の犬とトラブルなく共生していけるか、

効果的に楽しみながら行動を教えられるかに

真剣に取り組むことではないでしょうか?

 

少なくともどのように食べ物を与え、運動させ、傷病に対応し、

喜びを感じさせていくかを理解した上で育てる必要がある思います。

 

そのためには、古い間違った犬のしつけ理論や、

サディスティックな訓練士の持論に騙されず、

最新の研究に基づいた知識を得なければいけません。

 

         

 

犬の行動学について書かれているできるだけ新しい書物を読み、

応用行動分析学をベースとした行動の強化や弱化を理解した上で、

社会化を進め犬が不安や苦手に感じていることを時間をかけて克服させ、

スムーズに人間と共生していく方法を教えていく必要があります。

 

犬がどう感じて何を伝えているかが理解できるように、

犬のボディランゲージを瞬時に読み取れるよう勉強し、

特にカーミングシグナルを見落とさないよう訓練することも大切です。

 

 

そういうことをしっかり学べば、

人間の子供には叱ることが必要だとしても、

犬を叱る必要はないことが学術的に理解できるでしょうし、

犬の問題行動(飼い主から見た)に怒りを感じることもなくなります。

 

 

忙しい毎日かもしれませんが、
少しだけ真剣に犬のことを学んでみてはいかがでしょう?
きっと、あなたの知らなかったこと、
間違ってやってしまっていることに
気づくはずです!

 

どこから始めて良いのか分からないという方は、

オンラインサロンに参加したり、セミナーに行ってみると良いと思います。

そこから何を学べばいいかが見えてきて、

共に学ぶ仲間ができることでしょう...