約束したのに... | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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皆さんは愛犬におやつを与えてから

「さぁ、おしまいよ〜」などと言いながら頭を撫でたりしていませんか?

 

人にとってはなにげない行動でも、

犬には意味を与えています。

 

つまり上記の場合、

『頭を撫でる』という行為が『おやつをもらえる』という喜びの

終了を示す合図になってしまっているのです。

 

であれば、犬は頭を撫でられることに悪い印象を持ってしまい、

頭を触られることを避けるようになってしまうかもしれません...

 

 

同様に、たのしいボール投げをしていて最後まで持ってこないと

何度もやってくれるのに、

きちんと飼い主の手元まで持ってくると、

「ヨシ!」と言われておしまいになったらどうでしょう?

 

きちんと飼い主に渡すと楽しい時間が終わってしまうと

学習してしまうかもしれませんよね?

 

人がなにげなく考えなしにやっている行動が、

犬に影響を与えていることは多いものです。

 

 

犬がそろそろご飯の時間だよと伝えたくて「ワン!」と吠える。

 

すると飼い主さんが、もうそんな時間かと腕時計を見る。

 

そして、器にフードを入れていつもの位置に持ってきてくれる。

 

このルーチンが飼い主が腕時計を見るとご飯がもらえるという意味に関連づけられてしまう可能性もあるわけです。

 

そうなると、腕時計を見たのに何ももらえないと、飼い主がルール違反をしたと不満に感じるようになるかもしれません。

 

犬は本当に観察力に優れた動物です。

 

人がなんの意図もなく行っている癖や行動をしっかり認識して、

次の行動を予測する天才です。

 

自分がなにげなく行っていることが、

犬に対する『約束』になってしまっていないか、

常に意識してくださいね。

 

そして、犬がなにかを期待した瞳であなたを見つめるときは、

あなたが無意識に約束した行動をしているのだと理解し、

それが常に叶えられない期待ならその癖をやめてルーチンを解くことを忘れないように...