タンタンがまだ若い頃、お散歩中にうちのばーばに会ったのですが、
手に持ったハンカチを落としたのでタンタンにとられました。
タンタンが拾いそうになった時に「やめて!」と言って止め、
先に回収すればよかったのですが、
タンタンが咥えている状態ではもはやタンタンのものです。
「タンタンちょうだい?」ってお願いしましたが、
珍しく頑固に返してくれません…
こういう時、私は怒鳴ったり無理に取り上げたりしません。
そのままお散歩を続けていつもの撮影スポットでもう一度お願いしました。
すると今度は快く放してくれました。
私は「ありがとね」と言っておやつを与えました...
犬の世界では『犬が咥えた物はその犬のもの』です。
犬の意思を無視して力ずくで取り上げていると、
飼い主を理不尽な略奪者だと思い、
取られる前に飲み込む癖がつきます。
どのくらい理不尽かというと、
せっかくのび太がドラえもんに出してもらった道具を持って広場に行こうとしていたら、
突然出会ったジャイアンが
「のぉびぃ太ぁ、いいものもってるじゃねぇかぁ。 ちょっとオレによこせ!」
と言って取り上げてしまうくらい理不尽です!😠
怒ったりせずにきちんと説得して放してもらうか、
なにかもっといいものと交換するなど、
フェアに接する習慣をつけましょう。
このようにフェアな態度で接することの積み重ねが、
犬に対する信頼貯金になるのです。
しかし気をつけてください。
一回の裏切りで信頼残高は一気にゼロになってしまう場合もあります。
何十年連れ添った夫婦でも、
一回の浮気でそれまでの信頼が一気に失われるように...
飼い主は自分が無理やり奪ったことなどすぐ忘れてしまうでしょう。
でも、犬にとっては心に刻まれた大きな裏切り行為です。
そうして次に取り上げようとした時に、
犬は警告のために唸って見せるでしょう。
それでも無理やり取り上げようとして咬まれたりすると、
「信じられない!この犬咬んだ!」 などと驚くのですが、
それは浮気がバレて離婚を言い出された時に、
「信じられない!一回くらいの浮気で!」と驚くのと
同じくらい愚かなことです...
信頼とは築くのは時間と手間がかかりますが、
失うのは一瞬です。
犬の信頼を裏切らないでください...
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