問題は鼻の挨拶の後 | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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犬の挨拶でトラブルになりやすいのは、

知らない犬同士が唸りもせず近づいて、

鼻をくっつけるような状態で匂いを嗅ぎあっているのを見て、

飼い主さんが相性がいいと安心してしまうことです。

 

まるでキスをしているような動作であるため、

お互いの気があったように見えるのでついつい油断してしまうのでしょうが、

 

実はここが一番緊張感の高まるシーンです...

 

犬たちはこの鼻と鼻の挨拶である程度の相手の情報(性別や敵意など)を

把握しているようなのですが、この行動の後にいきなり

(決していきなりではないのですが人間には気づかないレベルの問題で)

吠えあったり咬みついたりするケースが多いのです。

 

お互い緊張しているのでどちらかの飼い主がちょっとリードを引いただけで

それがトリガーになり襲いかかったりするケースもあります。

 

みなさんそうなって初めて慌てて引き離しますが、

本当は近づける前に、お互いカーミングシグナルを出し合っているか、

ストレスシグナルはどうかを見ていればこんなことにはならないでしょう。

 

そもそもリードをつけた状態で知らない犬同士を挨拶させるのは大変危険な事なので距離をとってスルーが基本です。

 

 

 

ただ、これから飼い主さん同士で一緒に行動する機会が増えるなど

やむを得ない事情でお互いの犬の相性を知るために

オンリードでの挨拶をさせるときは以下のような手順を踏んでください。

 

初対面の犬同士の挨拶は緊張感を伴うものですから必ず1対1で行います。

 

2対1や3頭以上同時に初対面の挨拶は決して行わないでください。

 

 

 

場所は余計な邪魔が入らない誰もいない時間帯のドッグランや、

滅多に他の犬が通らない原っぱなどで行ってください。

 

必ず遠い距離の場所から飼い主同士が声を掛け合って、

お互いの犬に敵ではないことを伝え、

ゆっくりと時間をかけながらお互いに弧を描いて近づいていきます。

 

この段階でじっと見つめたり、歯を見せたり、唸ったりしたら、

挨拶は中止です。

 

お互いに地面の匂いを嗅いだり、そっぽを向いたりとカーミングシグナルを見せ、

尻尾を後ろから見て右方向へ振って見せるようであれば、徐々に近づけていきます。

 

お互いの犬に緊張感が見られなければ、リードを緩めた状態で鼻と鼻の挨拶を交わします。

 

そのままお互いに興味がなく離れるようならそれで終了。

 

興味があればお尻の匂いを嗅ぎたがるでしょうが、

しつこくすると嫌がって会合が台無しになりますので、

あくまであっさりと済ませて離れてください。

 

 

これを1ターンとして時間をおき、日を変えて何度も会うことによって、

少しづつ警戒心を解いていきます。

 

会うたびにお互いの飼い主が相手の犬におやつを投げて与えることも、

相手の犬に好印象を与えます。

 

犬は相手の犬と飼い主を1パックとして印象を共有することが多いですから...

 

(無理に近づいて手渡ししようとするとトラブルになることがあるので要注意)

 

 

 

子犬の頃と違って成犬同士はすぐに仲良くなれないことが多いですから、

焦りは禁物です。

 

同性同士や警戒心の強い個体同士は相容れないケースも多いので、

ダメだと感じたらそこで終了してくださいね😅

 

 

 

 

 

 

 

 

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