犬を甘やかすって | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

最新のドッグトレーニングと犬猫に関する情報
動物保護のお話など

 

 

よく「犬を甘やかしていると言うことを聞かなくなって大変だ!」、

「甘やかしてばかりいないで厳しく躾けないと!」などと言われますが、

『甘やかす』って具体的にはどういうことでしょうね?

 

たとえば...

 

犬と遊んでいたら甘噛みした。

可愛いので笑顔で褒めて撫でた

噛んだら喜ばれるからもっと噛むようになる

 

もし、飼い主さんがドMで犬に咬まれるのが好きな性癖ならこれでいいのでしょうが、

「人は咬んだらいけないよ」と教えたいのであれば、

 

犬と遊んでいたら甘噛みした。

無表情で10秒ほど遊ぶのをやめる

噛むと遊んでもらえなくなるので噛まなくなる

 

と伝えた方がいいですよね。

 

 

こういうのもあります...

 

おやつを1個あげたらもっと欲しいと絡みついて離れない

どんなに「おしまい」と言っても止めないので

しかたなくもう一個与えた

しつこく絡んでいればもらえることを学んだ

 

 

 

食事中、犬が食べ物を欲しがって吠えた

近所迷惑なので食べ物を分け与えた

吠えたら欲しいものがもらえることを学んだ

 

 

つまり甘やかすという行為は、精神的に優しく接することをさすのではなく、

人がやって欲しくない行動を犬が行なったにもかかわらず、

報酬(笑顔を返して褒める・食べ物など)を与えて強化してしまうことではないでしょうか?

 

 

または、やって欲しくない行動を減らすための努力を飼い主が行っていないこと...

 

例えばトイレトレーニングなどは、しっかり観察しタイミングよくトイレでできるよう誘導し、

成功したら褒めてトリーツを与えるようにすれば大抵はできるようになるのに、

飼い主が面倒くさがってきちんと教えないなど...

 

 

 

 

ではこれはどうでしょうか?

 

ブラシをかけていたら嫌がって咬んだ

咬まれたくないのでブラッシングをやめた

咬んだら嫌なことから逃れられることを学んだ

 

これも、最初の『咬み』に対してなんの反応もせず続けていれば、

『咬む行動』が強化されることはなかったかもしれません。

 

 

できるだけ痛みを与えないように、

そして犬が自主的にやって欲しいと思えるような、

ご褒美を交えたお手入れをしないと、

お手入れの嫌いな子になるかもしれませんね...

 

 

若いうちから毎日2粒与えておけば

白内障予防になりますよ。

タンタンは11歳ですが8歳から与えています。

瞳には濁りがまったくありません↓

 

 

 

自分だけのためだと贅沢かなと思うでしょうが、

あなたと愛犬の両方のためだと思えば決して無駄ではないかも。

愛犬の被毛を痛めずにスピードドライが可能に↓