褒めない親はダメな親 | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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日本には謙遜を美徳とする文化があるせいか、身内を褒めることが恥ずかしいらしく、

自分の子供もあまり褒めません。


一方でアメリカなどでは 「Good boy!」「Good girl!」などと頻繁に褒めますし、

子供に何かを指示しても、それができたら「Thank you!」と感謝の意を伝えます。

 

犬に対しても同じで、日本人はあまり褒めません。


「おすわり!」「お手!」「ふせ!」などとコマンドに従うのを私に見せてくれる

のはいいのですが、それができても飼い主さんはドヤ顔をするだけで、

犬には「いい子ね」の一言もありません。

 

一度できるようになったことはわざわざ褒める必要もないだろうと思っているのかもしれませんね。


でも覚えたはずのことができないと叱ることだけはしっかりマメにやります。


これじゃ何が正解か分かりませんし、モチベーションが上がるわけないと思いませんか?

 

「うちの犬はバカだから教えてもすぐ忘れちゃうのよ〜」という飼い主さんをたまに見かけますが、犬がバカなのではなく飼い主がちゃんと褒めていないからせっかく学習したことも消去されているだけなんですよね...

 

例えば散歩中に他の犬を見かけると吠える子がいたとします。

 

吠えるたびに「〇〇ちゃん、やめなさい!」「〇〇ちゃん、吠えないの!」などと叱っているだけで吠えはなくなりません。

 

吠えている間は「やめて、やめて」と静かに言います。

そして吠えなくなるまで根気強く待って、泣き止んであなたに意識を向けたら「〇〇ちゃん、いいこね〜!」「ワンワン言わなくなったね〜」って褒めておやつを与えてみてください。

 

なかなか吠え吠え止まなくても根気強く続けてみてください。

 

するとある日スッと犬の腹に落ちる日がくるんです。

 

「今吠えなかったからいい子でしょ?」って犬の方からドヤ顔を見せてきます。

 

そしたら「そうね、吠えなくていい子ね〜!」って撫でておやつを与えます。

 

ここまできたら徐々に吠える回数が減っていき、よほど気に入らない犬と遭遇しない限りスルーして飼い主さんの顔を見るようになりますよ。

 

大切なのは根気です!

 

 

 

 

もちろん、おやつは与えなくてもその行動がほんのちょっとでも好ましければ「いい子だね」って褒めていいんですよ。


うんちが出たら「いい子」

おしっこが出たら「いい子」

目があったら「いい子」

ごはんを食べても「いい子」

「なんでも褒めてバカじゃないの?」って思う人もいるでしょうね...

 

でも褒めることによって『自己肯定感』を育んでいくことはとても重要なんです。


『自己肯定感』を高めながら育った犬は、精神的に安定していて怒りにくくなります。
何かを教えようとしたときも学習効率が高くなります。

 

なによりも褒めることによってあなたと愛犬の絆が深まります。

そして、犬を褒めている貴方自身の『自己肯定感』も

高まっていくのですよ…

 

ですから意識して褒めてみてください。

 

きっとあなたの愛犬の表情も変わってくるはず😉

 

 

 

 

 

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