不思議だね
人混みの中でさえ
なぜだか
一瞬で見つけられるんだ

不思議だね
重ねた視線は
1・2・3で
見ないふり

不思議だね
普通ならば
出逢うはずもない
陽だまりなのに

不思議だね
隣りに座っているだけなのに
胸の中が
ドキドキ落ち着かないんだ

でも
そんなこと言ったって

不思議だね
いざとなったら
意外と自然と
顔が笑む

不思議だね
こんなに近くに感じたいのに
少しでも長く触れていたいのに

背を向け
ただ今まで通り
ひたすら前へ進まなきゃいけない

不思議だよ
一体 いつになったら…





わからないことは
いけないことだろうか

時を重ねても
わからないものは
わからない

人は
自分が
わかっていることを
誰かが
わかっていないとき
偉そうに口を滑らす

そんなことは
わかっている
何度も耳にしたことだから

しかし
わかっているから
怖くて怖くて踏み出せず
傷つく勇気がないから
進めないことを
わかってはくれない

そして
どんな気持ちで
力になろうとして
厳しく語りかけた
その優しさを

僕は
わかってはいない



複雑なのか?
単純なのか?

同じ人間なのに
支え合って生きてきている人達なのに
僕たちは
誰かを
いや
自分自身を
理解することは
できないのかもしれない



忘れ去っていた
世界に
引き込まれてしまったよ

視界がそこに止まった瞬間
強く差す陽射しのせいか
なかなか開かない瞼が
見つけた とばかりに
大きく見開いた

忘れていた世界に
引き戻された僕は
寝ても覚めても
その瞬間のことばかり

何と言えば良いのか分からない
恐怖からなのか
話しかけられないで
ただその場に立っているだけで
精一杯

しかし
君は若い
これから先がある
今は そして これからは
たくさん楽しむ時間だね

僕は久々に芽生えた
この気持ちを必死に押し殺し
瞼を閉じるように
そっと鍵をしめたんだ

それがきっと…

こんなに苦しいのなら
全てが嫌になっちゃうなら

やっぱり
僕には
この感情はいらないんだね

きっと
僕は
誰からも
必要とされてないのだから