”飼主の笑顔に勝る薬なし!” | 病気にならない体作り、穏やかなワンニャンライフ♥ chicoどうぶつ診療所の徒然日記。

病気にならない体作り、穏やかなワンニャンライフ♥ chicoどうぶつ診療所の徒然日記。

病気を治療するのではなく、病気にならない体を作ってあげたい。
少しでも穏やかに最期の時を迎えさせてあげたい。
動物と飼い主様に寄り添える獣医師を目指します。
著書『獣医師が考案した 長生き犬ごはん』

こんばんはニコ

 

今日はもう1つ、リブログを。

竜之介動物病院の先生のブログより。

 

 

 

去年の1月にリブログさせていただいた「病気とよりそう」も併せてお読みいただければと思うのですが。

飼い主さんとペットさんって、本当に一心同体っていうか、気持ちが連結しているというか、


その中で、今日は新たに取り入れる食事やサプリメントについて。


ご相談を受けていて、お食事のご提案だったりサプリメントのご提案をさせていただくと、

 

うちの子食べないと思うのよ


と言われることがちょこちょこあります。


確かに偏食気味の子なら食べてくれるかわからないし、食べない可能性も高いと思う。


その子のことを一番理解しているのは飼い主さんだと思うので、そう言われてしまうと私も「そうなんですね」としか言えなくなってしまいます。


でも、まだ与えてもいないものに対して、最初から「食べないと思う」と決めつけてしまうのってどうなんだろうって、いつも心の中がモヤモヤするのですもやもや


例えば。


これ美味しいよ!」と笑顔で渡された物と、「これ美味しいかわからないけど…」と曇った表情で渡された物。

 

どっちを食べたいと思いますか?

曇った表情で渡された食べ物だと、少なからず少し疑いますよね。
なんなら食べたくないなと思ってしまうケースもあるんじゃないかな汗


でも、これ美味しいよー!!って言われたものなら、じゃぁ食べてみようかな?って思いますよねはてなマーク


ペットさんだってそう。

 

飼い主さんが怪しげな顔して持ってきたものを素直に食べたいって思うんだろうか。
飼い主さんが笑顔で渡してくれるものなら、もしかしたら食べてみようって気持ちになってくれるんじゃないかなって思うんです。

 

実際に、今まで食べてくれなかったドライフードを、飼い主さんが食べるふりをして「これ美味しいよー、食べてみようよードキドキ」と差し出したら食べてくれたというご報告をいただいたこともあります。

勿論、この方法なら絶対に食べます!とは言えないけど、でも試してみる価値はあるんじゃないかなと。


もしご飯やサプリメントを与えるのに苦労されていたら、一度お試しいただければと思います音譜

 

 

そして、治療に関してもそう。

不安げな顔をして見送られるより、迎えに来るからねビックリマーク頑張ろうねビックリマークって見送ってもらったほうが、きっとペットさんも、よっしゃ、がんばろ!!ってなるんじゃないでしょうか。

 

 

人間もそうだけど、ペットさんだって、飼い主さんの『笑顔』1つで元気になれることだってあるんです。

毎日暗い顔して、自分を見るたびに泣かれて…ってなったら、ペットさんだってどんどん気持ちが落ち込んじゃうんじゃないかな。


常に笑顔じゃなくてもいいと思うんです。
そんなことを続けてたら、飼い主さんが精神崩壊してしまうから。

悲しむときは悲しんでいいんです。我慢はしちゃいけない。

 

でも、大切な我が子の前だけでも、是非笑顔で接してあげてください。

それが、その子にとっての一番のお薬になるはずです。

 

精神論かもしれないけど、これって結構重要な事なんじゃないかなと思っています。