さて、我々がフロアでプレイを始めようとしている最中。


店内には2.3人の中年男性と、1人の若い女性がおりました。

20代後半くらいかな。
短い髪に眉も整えない化粧っ気の無い素顔。
ぽっちゃりとしていて、白くて丸い顔はすべすべとした卵みたいな肌をしている。
やす子だ。
やす子が短いレースのキャバドレスを着ている。

アングラ世界には何故かこういう、どこで道を踏み外したのかまったく分からないタイプの女の子がたくさんいる。
むしろ男慣れした派手なタイプの女の子は少ないように思う。たぶんそういう女子は地下にもぐる必要もなく外で男と遊ぶからだろう。


やす子はすでに酔っているのかもともとそういうキャラなのか、ひとり大きな声で誰にともなく話しかけている。
おじさんたちはぽつぽつと相手してあげてはいるけれど、扱いかねている感じ。

そんな暇を持て余したやす子に、我々は恰好のターゲットであったようで。




わあーー!!縄、めっちゃうらやましー!!!
みんな!あっちに見に行こうよ!!




面倒くさいことになりそうだな…。



私とアオくんの気持ちがひとつになった瞬間であった。