妊娠回顧録:第21回
女医さんが帰ってしまい、交替でやって来たのは
初めて病院に行ったときから8ヶ月ごろまで担当だった若い医師!
*すみません、本当はあんまり顔覚えてません(^^)
息み開始のGOサインに……、
私と一緒に息む男が約1名(^_^;)
頭が1.5cmくらい見えていると…。
高齢出産だと、心配な事が一つ。
産道が硬くなっていて、出にくいんじゃないかと…。
ちょっと心配だったので聞いてみる。
「産道、狭くないですか?」
助産師さん
「産道は大丈夫、ただ出口がちょっと狭いかな?」
出口ですか……。
そしてまた、波がやってきて……
………を、何度か繰り返し1時間くらい過ぎたころ、
頭が2cmくらい見えていると、助産師さん。
いっ…1時間でそんだけ!?
そしてまた
1時間くらい過ぎて……、
頭が3cmくらい見えていると、助産師さん…。
えーーーーーっ!
まだ…、まだ
そんだけーーっ!!!!!
すると、若いM先生、
「赤ちゃんが出やすくする為に、注射しますね」
チク~!
注射。
そして……。
手に持ってるの
なんですか~~!?
………!!
じょきん!
(会陰切開…)
はうっ…。
麻酔、気休めです……。
じょきん!
はう~~っ!
に、2ヶ所っすか!?
でも、もうどこがどう痛いのか解んないです。
耐えられるぎりぎり限界の痛みが
下半身中走ってます。
そして更に…
最後には、医師も助産師も私の腹をぐいぐい押し始め、
私も、もう何十回、いや、何百回息んだか解らないくらい息んで、
ついに!
「頭が出ました!」
「もう息まなくてもいいですよ!」
「……やっぱり肩でるまで、ちょっとだけ息んで!」
「う~ん!」
………
「ぁ、ああ~…」
「ぁ、ああ~!
ぁ、ああ~!
ぁ、ああ~…」
「生まれました!!」
「おめでとうございます!
元気な女の子です!」
息み続けて約4時間!
2004年6月24日、午前11時丁度。
我が家に長女誕生!
予定日より6日遅れ、
身長48cm、体重2815gでした。
そして、助産師さんの一言。
「大変なお産でした。
お母さんも赤ちゃんも、よく頑張りました!」
……大変だったんだ?
確かに大変は大変だったけど、
正直、初産で陣痛が始まってから10時間で出産は、
自分では普通かな?と思ってたんで、
安産かどうかはともかく、
少なくとも難産では無いな~と思ったんですが、
でも、大変だったらしいです!
結局、眠気も空腹も感じる隙さえありませんでした。
いや、空腹は多少感じたか?(^_^;)
そりゃ痛いのは痛いよ。当然。
だけど、耐えられる範囲の痛さというか、
テレビなんかでよく見る
絶叫したり、気を失いそうになったりとかいうのは
全くありませんでしたね。
生んだ瞬間は、なんだかすごく
爽やか~な気分で!
なんていうか、いわゆる
ランナーズハイと同じ感じ?
素晴らしい、
脳内麻薬のなせる業?
赤ちゃんが体を洗ったり、いろいろ計測したり検査したり
している間、助産師さんが冷たい水をくれたのですが、
すっごく美味しく感じました。
自分で言うのも何だけど、
割と落ち着いてお産に取り組めました。
年とってたお陰で、逆に肝が据わった感じ。
多分、若いときの私の方がダメだった気がします。
20代の頃は、私には出産なんて絶対無理だと思ってたんで。
41歳。
この年齢が私にとって
精神的な面での出産適齢期だったんだと思いました。
そういえば私の隣で出産した人は、
分娩台に乗ってから1時間くらいで出産したけど、
吸引とか使ってたのに、私は使われませんでした。
なんでかな?と思ったんですが、
どうやらお隣さんは赤ちゃんの心拍が弱くなってきてしまい、
早く出してあげなければならなかったようです。
うちの娘は、何時間も狭い産道にいながら
まったく心拍が弱まることもなく元気そのものだったんです。
まー、お腹に居たときから超ー元気でしたから…。
今でも超ー元気だしね!
「2人分元気で!」という願いは通じたようです。
↑解らない人は過去時期読んでね!
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予想通り、ずるずる下がってきました。
皆さんのお力でなんとか再浮上を!
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なんとか誕生日の前に出産まで書けました。
せっかくだから、誕生日に記事をアップしようかと思ったのですが、
この勢いのままいってしまっても良いかな?と思い、
もうアップしてしまいます。
このあと、産後の処理中の話や入院中の話なんかも
書きたいことがあるので、
この「妊娠回顧録」、もうちょっとだけ続きます。
でもその後も時々何か思い出したら追記的に書くかも…です。