あけましておめでとうございますニコニコクラッカー
本年も宜しくお願い申し上げますひらめき電球











昨年はブログ更新サボり気味でしたので、今年は頻度良く更新していけるようにしますムキー


テーマも闘病だけでなく、さまざまなジャンルの投稿をしていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします口笛

















さて、人工膝関節の手術から早4ヶ月が経とうとしています。

















週に2〜3回のリハビリに励んでいますが、まだ普通に歩行はできておらず、足を引きずりながらの歩行の状態です。。



足の伸びが悪く、マイナス15°くらいです。
曲がりも通常時は70°程度、リハビリ後でも90°くらいです。













3月には結婚式を控えているので、早く普通に歩けるようになりたいガーン

新郎が足引きずってるとかダサ過ぎます。。












新年早々、東京に緊急事態宣言が出るような流れになっていますが、さまざまな制約の中で無事に(延期した)結婚式を挙げられるように準備頑張っていきたいと思いますニヤリ











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すごくおすすめですニコニコ
久々の投稿になります。(投稿だいぶサボってしまいました。。)




②骨巨細胞腫になると、どんな治療が必要なの?


私が把握している限りでは、以下のような治療が代表的なものとなります。






1. 掻爬によって腫瘍を掻き出す手術
 →①人工骨による補填
 →②骨セメントによる補填






2. 人工関節による置換術
    腫瘍用人工関節を主に使用します。
 通常の人工関節とは異なります。














1. 掻爬について

 腫瘍の部分(+マージン分)を掻き出し、フェノールやアルコールやバーナーによる焼却などを用いて腫瘍の取り残しがないように掃除し、ここに人工骨や骨セメントを補填する方法です。









1.① 人工骨の場合
 いずれ溶けて自身の骨に置き換わるβ-TCPと呼ばれるものなどがあります。
 人工骨の場合、術後が比較的元の状態に近い形に戻る治療法です。ただし、人工骨は手術後徐々に強度が増していくため、はじめの2〜3ヶ月は負荷を徐々にかけていきます。松葉杖の期間も4ヶ月程度と比較的長い時間がかかります。











 骨セメントの場合、人工物が埋め込まれたままの状態となりますので、完全に元の状態とまではならないです。しかしながら術後すぐに強度はあるため松葉杖の期間は短く、運動等もできる状態まで回復するのが一般的です。


ただし、やはり異物が入っていたこともあり、
私の場合は時折金属に当たったような激痛がありました。

そのため、注意しながら生活する必要があります。










2.人工関節について

 人工関節と聞くと、イメージされるのはおじいちゃんやおばあちゃんが変形性膝関節症のために入れるものだと思います。
 骨巨細胞腫によって人工関節にする場合は、悪性のものと同様のもの(腫瘍用人工関節)となりますので、通常の人工関節とは全く異なるものです。










 そのため、膝付近の骨だけでなく、かなり広範囲にわたって金属に置き換わります。
 <イメージ>



想像できると思いますが、術後のリハビリはかなり大変です。
前述の手術とは全く違っていて、足が自分のものでないような感覚になります。
また、馴染むのにも非常に時間がかかります。金属周辺の筋肉や皮膚が固まり、曲げ伸ばしの度に痛みがあります。







主治医の先生からは1ヶ月ほどで問題なく歩けるようになると言われていましたが、
実際には術後3ヶ月経った今でもまだ足を引きずって歩いています。

伸ばしの角度はマイナス15度、曲げは90度程度です。













つづく





膝のリハビリは、筋肉を固めない事が大事です。
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このカテゴリーでは、私の実体験に基づいて「保険」について考えてみたいと思います。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Q. 医療保険には入るべきでしょうか?
→A. 是非入るべきです。
 
 
これが私の主張です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
医療保険とはご存知の通り、月に数千円の掛金を支払う事で、
万が一病気で入院した時に入院費用や手術費用などを保障してくれるものです。
*詳細については割愛します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
不要論の主張としては、以下のようなものが代表的だと思います。
 
①高額療養費制度があるため、最大出費が月10万円程度で収まる
②医療費自体は3割程度しかかからないため、国の保証が手厚い
③ある程度の貯金があれば、突発的な病気への治療にも対応できる。
 
→保険にかけるお金は貯金に回した方が良い。
 保険金を払うために残業を頑張って働いて、ストレスを溜めて病気になってしまったら元も子もない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
果たして、これらの理由で医療保険に入るのが不要だと言えるのでしょうか?

それぞれに対して、実際に病気にかかり、長期間に渡る治療が必要になった私の立場から、仮定ではなく実体験をベースに考えてみたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
主張①:高額療養費制度があるため、医療費が最大でも月10万円程度で収まる
主張②:医療費自体は3割程度しかかからないため、国の保証が手厚い
 
 
高額療養費制度は月に支払う金額が最大10万円程度に収まるため、
入院などがあった場合でもさほど大きな出費にならない。というものです。
 
 
 
そこで、考えてみてください。
もし仮に大きな病気にかかってしまった場合、どのくらいの治療期間が必要になるでしょうか?
まさか、1ヶ月で治療が全部終わるなんて考えていませんよね?
 
 
 
私のケースを例に挙げてみたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私の場合は2018年9月に最初の手術をした後、
2019年9月と2020年6月と再発を2度繰り返し、2年間で合計4回入院・手術しました。

また、入院の前後でも毎月の通院・薬による治療とリハビリにより、月3〜5万円が継続的にかかりました。


そのため、この2年間の医療費はざっくり見積もって約160万円と、かなりの金額がかかっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それに加え、高額療養費制度では入院時のベット代差額は適用外のため、この部分は完全に自己負担となります。
無料の部屋を希望した場合でも空いていない場合は有料の部屋にせざるを得ず、その料金は自己負担となりますので入院には実質10万円以上かかってしまうケースがほとんどです。
この点は不要論の中では触れられていない事が多いので、要注意です。
 
 
 
 
 
 
 
私は都内の某病院に毎回入院していますが、
3回ともに無料の部屋がいつも満室で、有料部屋(1日約8000円)で入院せざるを得ませんでした。
まさか無料部屋が空いていないからといって、入院日程(手術日程)をずらす事なんてできませんよね。

2週間の入院の場合、ベット代だけで8000円/日×14日=112000円もかかってしまいます。
 
2週間の入院を3度繰り返しましたので、
毎回有料部屋に入院期間中滞在したと仮定すると、112000円×3回=336000円です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
つまり、2年間で合計200万円程度の医療費がかかります。
(高額療養費制度を適用してこの値段です)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このように、大きな病気になってしまった場合には当然のことながら1ヶ月で治療が終わるはずもなく、長期間にわたって大きな負担がかかります。
 
 
 
 
高額療養費制度の存在を過信して(長期間に渡る治療費用や差額ベット代等の存在を考慮せず)、上記のようなケースにあたるリスクを軽視するべきではないと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
主張③:ある程度の貯金があれば、突発的な病気への治療にも対応できる。保険金は貯金に回した方が良い。
 
 
 
 
病気の告知は突然くるものです。
そして、場合によっては長期間にわたる治療が必要になります。

ある程度の貯金で2〜3年間の治療は確かに補填できると思いますが、
その後も数年間にわたって治療・再発等による再手術が必要になる場合もあると思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その時になって、やっぱり保険に入っておいた方が良いと気づき、その段階から保険を見直す事ができると思いますか?
 
 






保険の加入には告知が必須で、代表的なものは以下のような内容です。
・過去3か月以内に病気や怪我で、医師の治療・診察・治療を受けたことがありますか?
・過去5年以内に病気や怪我で入院または手術を受けたことがありますか?
・過去2年以内に健康診断や人間ドックを受けて異常(要再検査・要精密検査・要治療)を指摘されたことがありますか?
・視力・聴力・言語・咀嚼機能に障害はありますか? 足・手・指に欠損や機能不全はありますか?
(注) 告知内容は保険会社によって異なります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
つまり、再発を繰り返し何度も入院しなければならなくなってしまった場合、
5年以内に入院を繰り返す事でいつまで経っても医療保険に加入する条件を満たす事ができません。
 
病気になってしまったからと言って、
後から後悔してもリカバリーができないのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
特に若い人で、病気になる確率が低いから医療保険に入るのは無駄。
結婚や子供ができてから見直せば良いと考えている方へ。
 
 
 
 
もし大きな病気が告知され、その病気と一生付き合っていかなければならないような状況になってしまった場合、
後から保険の見直しなんてできない場合もあります。
 
 
 
 
 
その病気が発覚してからも、
結婚、子供ができ、ライフステージが刻々と変わっていく中で、
治療費という莫大な足かせを一生涯懸念しながらながら生活資金をやりくりしなければなりません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
また、住宅ローンを組む際にも多大な影響が出ます。(現在実感中です。。)

団体信用保険に加入できなくなるため、通常の変動金利による住宅ローンは審査が通りません。
そのため、金利の高いフラット35という固定金利制度を使い、健康な人に比べて条件の悪いローンに組む必要が出てきます。

また、団体信用保険に加入できないため、生命保険を自身で入る必要がありますが、
生命保険料は健康な人と比べて確実に高額になります。
状況によっては生命保険の加入自体ができない場合も十分に考えられ、
その場合はローンを組んだ人に万が一の事があった場合に死亡時のリスクをケアできません。
このことから、実質的に住宅ローンを断念せざるを得ないケースだって考えられます
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


主張番外編: そのような状況になる確率はとても低いため、想定する必要がない


仰る通りで大病にかかり、そのような状況になる確率は統計的には低いかもしれません。

私もその1人で、これまで大きな病気もせずに健康で過ごしてきた自分がまさかこんな状況になるとは、2年前の自分では到底思いもしませんでした。
 
しかしながら、現実としてこれまで説明してきたような状況に陥り、今後のライフプランに大きな影響を及ぼしている。
というのが実態です。
 
 
 
 
 
 
 
 
そのため、保険のように人生の中で生活できるかどうかを左右する重要な契約は、
確率が高い/低いで考えるのではなく、
万が一の場合でも生活が続けられるように考え、
必要だと思うプランに加入すべきだと思います。







 
「そのような状態になる確率が低いから考慮する必要がない」という主張は、
リスクが許容できるものであれば損失も少ないため良いと思います。




しかし、保険のように人生のライフプランを形成する上で重要な契約に関しては、
リスクの重要度が全く異なるため、同じような土俵で考えるべきではないと思います。
(もちろんリスクに対する考え方は賛否両論だと思います)
 
 
 





特に若い方は周りにそのような境遇の人がいないかも知れませんが、
このブログをご覧の方はアラサーで皆と同じように働いていたサラリーマンの私が突然病気を告げられ、
現在このような悩みを抱えているという事実を知っていただければと思います。






このことから、確率的には低いものの、
こういったケースがリスクを無視できる程遠い存在ではないのかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
では、どのようなプランに加入しておけば良いのか?生命保険はどの程度かければ良いか?などについて、次回以降で考えていきたいと思います。
 
 
 
続く