DAVE PHILLIPS&THE HOT ROD GANG/wild youth
中学二年の頃だったか、この曲を初めて聴いた。
再生してレコードのプチプチ音がほんのコンマ数秒したかと思うと、暗闇からノソリと近づく痴漢のオッサンの如し怪しげなイントロが始まる。
このテのマイナーコードをいやらしく駆使するエログロい感じがたまらない。
なんて、なんて卑猥なんだ!このイントロ君はっ
ええ塩梅のスラップベースが混ざり合う、、、、
そんな事思う間もなく、デイヴ先生のシャウトと共に、いきなりのイカれたアップナンバーに変貌。
間髪入れずと言う言葉は正にここから来ていると思うのは私だけ?
中二病真っ盛りの当時の私は、このナンバーを聴いた瞬間、後頭部を金属バットでフルスイングされたかの様な衝撃を受けた。
後ろでメチャクチャに畝るマークハーマン先生のテレキャスと文字通り「wild」なコーラス。
中枢神経に直撃した感覚は今も衰える事なく、
この曲以上にカッチョ良いネオロッカビリーを私は知らない。
そして、知ろうともしない。
まじめな話、この曲に関してはDave Phillips自身が敬愛するGene Vincent御大を超えてると思う。
あの世まで持参する一曲のひとつ。
直訳すると「野蛮なガキ」?
最高じゃない。