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計測工房社長・藤井拓也のブログ

マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

人生は修行であり、死ぬまで修行は続く。

 

人には役割があり、その役割を果たすことが

生きる趣旨。

 

この2つが私の人生観の根幹をなします。

だから、人生には、かりそめの安寧は訪れ

ても、少なくとも生きている間は本質的には

安寧というものはないとも思っています。

 

 

 

 

 

 

さる8月4日、長野県の朝日村で開催された

鉢盛山登山マラソンに出場しました。

 

今大会は朝日村の村役場をスタートして、

村のシンボル鉢盛山(2447m)の山頂まで

登り、そこで折り返して再び村役場まで

戻ってフィニッシュするレース。

距離38km、標高差±1667mです。

(短い距離の部門もあります)

 

昨年に続き2年連続の出場となりました。

 

 

中央の奥に見えるのが鉢盛山です。あの

山頂まで行って戻ってきます。

 

 

コースは往路の19kmをひたすら登って、

復路の19kmをひたすら下るというもの。

 

特徴的なのが、ロード、林道、登山道という

3つのセクションに明確に分かれること。

それぞれの切れ目がエイドになり、かつ

タイム計測もしてくれるので、スタート

からフィニッシュまでの間の途中5地点

のタイムが出ます。

6つの区間からなるレースと言えます。

 

リザルトデータを見ればレース中の順位の

推移や、区間タイム・区間順位もわかります。

 

 

今回の目標は「昨年のタイム(5時間12分

15秒)を更新するPB」です。そのために

昨年の実績(ペース配分)を基にレース

プランを立てて臨みました。

 

 

スタート前。今年は最前列に並ぶ(ゼッケン53)。
(大会公式フォト)

 

 

(1)第1区間 往路のロード(6km D+200m)

朝6時30分に154人がスタート。

 

(大会公式フォト)

 

 

とにかく第1区間はジョグの意識でゆっくり

入る。緩やかに登るとは言え、ジョグ意識の

ペースなら、全くきつくはない区間。

常に会話できる程度の余力を持って走ります。

 

 

(大会公式フォト)

 

 

(大会公式フォト)

 

長くも感じず、最初の計測地点が見えてくる。

計測をしてくれている計測工房スタッフに

笑顔で手を振る。

 

 

(計測工房スタッフI氏撮影)

 

<第1区間の結果>

・林道ゲート往路

通過タイム 30分40秒

   (昨年30分59秒)

通過順位 24位

 

ペースは抑えているのに昨年よりタイムが
速くて順位も良くて驚き。全然余裕あり。

顔なじみの大会スタッフともハイタッチ。

 

 

 

(2)第2区間 往路の林道(10km D+700m)

林道に入る。10km続く今大会の主要区間。

10kmの間に700m登る。ここも意識はジョグ

のままで、きつく感じない程度のペースを保つ。

 

この区間の中間点に給水所あり。昨年はスルー

したけど今年は給水を取る。

 

昨年はかなり長く感じた区間だったが、今年

はそうでもなく順調に進む。

昨年はこの区間で少し順位を落としたものの

今年は後ろから抜かれることもほぼなし。

まさに淡々と走る。

後半のつづら折り区間は全10回のカーブの

たびに「1/10」「2/10」のようにカーブ数

をカウントする大会看板があり、残りの距離

の目安になって非常に助かります。

やがてこの区間の終点の登山口が見えてくる。

計測工房スタッフに手を振る。

余力はあり。

給水はしっかり取り、携行していたジェルも

1個取る。

 

 

スタートから16km地点、登山口に笑顔での到着。

(計測工房スタッフH氏撮影)

 

<第2区間の結果>

・登山口往路

通過タイム 1時間46分36秒
   (昨年1時間49分30秒)

通過順位 25位

区間タイム 1時間15分56秒

   (昨年1時間18分31秒)

区間順位 28位

 

この区間が予想外に良かったです。ペースは

抑えて余力を持って走ったのですが昨年より

2分以上速い区間タイムで走破できて、この

時点のトータルで昨年より3分の貯金。

極めて順調。

 

 

 

(3)第3区間 往路の登山道(3km D+700m)

いよいよ登山道へ。この区間が今回最大の

キーポイントでした。

なぜなら昨年はこの区間で大ブレーキを

起こしてしまったからです。

 

(計測工房スタッフH氏撮影)

 

山頂まで3kmで700mを登る。

昨年はここに来るまでに「登りの足」を

使い果たしており、体が登ることを拒否する

状態で大ブレーキになった。

さらに昨年は途中で足も攣りかけた。

今年はきちんと足が動く。

急登の後はなだらかな尾根、そして最後はまた

結構な登り。尾根以外は全歩き。

 

 

(大会公式フォト)

 

昨年に比べれば遥かにマシに動き続けることは

出来た。とは言え、この区間では後ろから結構

抜かされる。ようやく山頂(2447m)へ。

計測工房スタッフに手を振る。

 

 

(計測工房スタッフH氏撮影)

山頂でも昨年とは比較にならないぐらい元気。

笑顔を出せる。

山頂にはエイドがないので、携行していた

水分を取る(山頂用のためだけに携行)。

 

<第3区間の結果>

・山頂

通過タイム 2時間56分16秒

   (昨年3時間5分57秒)

通過順位 34位

区間タイム 1時間9分40秒

   (昨年1時間16分27秒)

区間順位 52位

 

この区間では9人に抜かれ、区間順位も
全区間でワーストの52位。

とは言えこれでも昨年より区間で7分速く、

山頂到着タイムは昨年よりほぼ10分速い。

 

ここまでトータルタイム(山頂通過タイム)

では「予定通り」昨年より10分速い前半戦

でした。

後半が昨年より速ければフィニッシュタイムは
5時間を切れそう(昨年は5時間12分)。
後半が昨年と同じでもPB更新は間違いなし。

 

 

 

(4)第4区間 復路の登山道(3km D-700m)

いよいよ後半戦、下りが始まる。

昨年は第3区間のブレーキを後半で巻き返した。

 

ところが今年は下り始めて、「あれっ」と
感じる。体がきつい。

下りなのに気持ちよく走れない。

この区間は無理をしなくて良いのだが、昨年

より遅い感じがする。

木の根っこにつまづきそうになることもあり、

慎重に進むことに。距離は短い区間なのだが、

今年はなかなか進まなかった。

なんとか登山口へ到着。

 

 

(大会公式フォト)

 

 

大会公式動画より。

 

 

苦戦しながら登山口へ到着。

(計測工房スタッフH氏撮影)

 

<第4区間の結果>

・登山口復路

通過タイム 3時間35分43秒

   (昨年3時間43分52秒)

通過順位 36位

区間タイム 39分27秒

   (昨年37分55秒)

区間順位 49位

 

この区間で順位を2つ下げる。

昨年より1分以上悪い区間タイム。

ちょっと想定外の展開。

給水をしっかり取り、携行していた塩タブ

レットも1つ口にする。

余力がないわけではないが、まだここから先、

あと16km走らなければ。

 

 

 

(5)第5区間 復路の林道(10km D-700m)

昨年はこの区間を全力で走り、区間順位が一番

良かった得意区間。しかしその反動で最終区間

(第6区間)が落ちた反省があり、今年はこの

第5区間も余力を残すことを意識。

 

 

(計測工房スタッフH氏撮影)

 

10km続く下りの林道はひたすら走り続けら

れる。昨年よりはセーブして余力を残しながら

走る。ここまでで22km走ってきているので

ここからの10kmは長い。

昨年は途中で小さな段差でつまづいて転倒した

際に、そのはずみで足も攣った苦い経験がある

ので、転倒しないよう冷静さも保つ。

昨年は目いっぱい追い込んだけど、今年は明ら

かに余力を残して走っているので昨年よりは

ペースが遅い自覚はある。

林道は基本的に日陰なので暑さが和らぐが、

ときおり直射日光に当たる場所に出ると暑さ

が厳しい。

長い10kmを走り切り、林道ゲートへ到着。

計測工房スタッフや顔なじみの大会スタッフ

に笑顔を振りまく余裕はまだある。

 

 

給水をしっかりいただく。

(計測工房スタッフI氏撮影)

 

<第5区間の結果>

・林道ゲート復路

通過タイム 4時間30分49秒

   (昨年4時間35分28秒)

通過順位 32位

区間タイム 55分6秒

   (昨年51分36秒)

区間順位 28位

 

昨年はベストパフォーマンスだったこの区間

も、今年は最終区間に備えて意図的に余力を

残したので区間タイムは3分以上も落ちてしま

ったが、それでも通算の順位は少し戻す。

ただこの時点でフィニッシュタイムの5時間

切りは無理だとわかる。

まだ5分の貯金があり間違いなくPBはいけそう。

スタッフに「自己ベストいけそうです!」と

宣言して走り出す。

 
 

 

(6)第6区間 復路のロード(6km D-200m)

いよいよ最終区間。あとはロードを

6km走ればフィニッシュ。

(計測工房スタッフI氏撮影)

 

 

この最終区間のロード6kmがこの大会では

凄くきつい。下り基調なのだけど、体感的

にはそれほど下っている感はなく平坦に近く、

何なら微妙な登りもところどころある。

また、先ほどまでの林道は日陰だったのが

ロードは直射日光で暑い。

走り始めこそ、勢いを保てたが、ほどなく

ペースが鈍って、スロージョグになる。

うわ、やはり昨年と同じ展開か・・・。

そうならないようにここまで余力を残して

きたつもりだったが・・・。

32km走ってきて、もうペースを保つスタ

ミナが残っていない。

中間点ぐらいに最後の給水所あり。
そこでも立ち止まって給水。
 
 
そしてフィニッシュ前の1kmは登り。
ここはただただ我慢するのみ。
後ろから抜かされても、もう競り合える力は
残っておらず。
とは言えPBは間違いなく出るので、最後はPB
だけのために力を振り絞る。

 

 

最後はPBが嬉しくて笑顔のフィニッシュが

できた。

(計測工房スタッフT氏撮影)

 

 

リザルトは

5時間7分41秒 PB

(昨年5時間12分15秒)

男女総合 32位/154人

男子 30位/138人

男子40歳代 10位/51人

 
PBを4分34秒更新しました。
順位も昨年は男女総合42位だったので上げ
ました。
 

 

<第6区間の結果>

最終区間は

区間タイム 36分52秒

   (昨年36分47秒)

区間順位 39位

 

最終区間は昨年とほぼ同じタイムでした。

 

 

6つの区間の通過/区間順位は、

第1区間(往路のロード6km)24位/24位

第2区間(往路の林道10km)25位/28位

第3区間(往路の登山道3km)34位/52位

第4区間(復路の登山道3km)36位/49位

第5区間(復路の林道10km)32位/28位

第6区間(復路のロード6km)32位/39位

 

 

(計測工房スタッフT氏撮影)
 
今回はPB更新が最大の目標で、無事に4分以上
更新できたことは嬉しいです。
5時間切りにはまだ一歩及ばずでした。
山頂までの前半が昨年より10分速く、しかし
山頂からの後半が昨年より5分悪く、トータル
ではPBだったという感じです。

 

 

 

 

※次回参加への備忘録

・昨年の経験からオフィシャル給水が充分な

回数あるので携行する水分は登山区間用500ml

で良いとわかり、装備は軽量化した。

ザックではなくウエストベルト2つ装着した。

(水分500ml、ジェル3つ、塩タブレット3つ、

着替えTシャツ、スマホを携行した)

(着替えTシャツは万が一トラブルでDNFに

なった場合に、汗びっしょりのランシャツが

不快だから)

 

・レース中、水分以外に摂取したのは持参した

ジェル1つ、塩タブレット1つだけ。あとは水分

のみで大丈夫だった。

 

・昨年はレース中に何度か足が攣ってタイムを

ロスして痛い目にあったので、登り耐性を強化

するために、今年は週に1・2回の頻度で、

階段の上り下りトレーニング(1回あたり

D±510m)を半年間継続。これが実って今回

は足が攣ることはなかった。

 
・昨年は第3区間(登山道の登り)が大ブレー
キだったので、今年はじゅうぶんに余力を
残して第3区間を迎えた。
 
・5000mの走力が昨年は20分切れない状態で
臨んだが今年は19分台で走れる状態。走力が
ついた分だけ、最初の第1区間と第2区間の
タイムが速くなった。そしてそれでも余力を
持って走れた。
 

・昨年は第6区間(復路のロード)がスロー

ジョグになってしまったので、今年は余力を

残して第6区間を迎えたのだが、結果は同じ

だった。ここはもうトータルのスタミナ。

フルマラソンを走れるようなスタミナが必要。

今大会は38kmだが標高差1667mを加味すれば

フルマラソンに匹敵するレース。

 

・来年、5時間切りを狙うためには、山頂まで

の前半の走り方は今年と同じで良い。

山頂からの後半の走りに伸びを欠いたのと、

第6区間が意識したのにやはり走れなかった

ことの対策を検討したい。

検討と言ってもフルマラソン用のトレーニング

をするのが一番だが、現実的にはなかなか。

 

 

 

 

 

 

 

先日、 鉢盛山登山マラソン に出場しました

が、開催地は長野県東筑摩郡の朝日村でした。

 

 

会場である村役場には地元の方からの応援

メッセージがビッシリと。

 

なお参加賞は地元産のキャベツが丸1個です。

 

マス向けの商業化、近代化された大会では

なく、昔ながらの手作り大会です。

これまで通算1000大会以上の計測に従事

した私からすれば「まさにこういう大会が

いいんだよ!」としか言いようがないです。

 

流行りの見栄えとか、過剰なおもてなしとか

を訴求するのではなくて、素朴に地元の方が

主体的に開催してくれていて、地域資源を

有効活用しているというところですね。

 

 

 

 

 

計測工房の仕事の繁閑は本当に極端であり、

もっとも閑散期の7月・8月と、もっとも

繁忙期の11月とを比較すると、

 

・計測大会数

・売上

 

で言えば、同じ1ヶ月で5倍の差があります。

7月と8月は1ヶ月の仕事量が11月の1/5しか

ありません。11月は1ヶ月の仕事量が7月と

8月の5倍あります

 

 

 

山岳レース出場のために交通費、宿泊費を

出して1泊2日で出かける。

 

大人の休日、趣味の一日です。

 

ちなみに、その大会が弊社クライアントさん

であり、その大会で弊社スタッフが従事中と

いうところが公私の境目を曖昧にしています。

 

私の場合、よく言われる「趣味を仕事にした」

のではなく、「仕事から趣味が発生した」と

いう逆パターンです。

 

山には縁がなかったのに、仕事で山岳レース

の計測をするようになったら、山岳レースに

出場するのが趣味になったという。

 

 

 

このところ読んだ文章で、起業で成功するには

すべからくハードワークが必要と書かれていた

のですが、起業して18年目になる自身の経験

からもそれはその通りだと実感しています。

 

それとともに、起業して経営者になったなら

ば、ひとたび有事に直面した時には、会社を

生き残らせるためには自己の「全て(文字

通り)犠牲にして会社を守る覚悟と実行力

必要だということも体得しました。

 

これは私自身で言えば、これまでも何回かの

逆境に直面してきましたが、最近だと

 

・2020年から2022年までのコロナ赤字に

苦しんだこと。

 

・そこから復活の矢先の2023年後半(つまり

昨年ですが)に会社存続の危機と言えるアク

シデントに見舞われたこと。

 

の2つの逆境を乗り越えた経験が記憶に新しい

です。

 

 

起業すれば、どんな会社も大なり小なりの逆境

に見舞われると思います。それを経営者が乗り

越えられるかどうかの積み重ねが、最終的に

成功と評価されるかどうかなのではないでし

ょうか。

 

 

 

 

 

私がスポーツイベントのタイム計測という

会社をやっていることのルーツを辿れば、

自身が少年期からずっとスポーツ(陸上)

をやってきたところに行き着きます。

(冒頭写真は会社に飾ってある金栗四三さん

の言葉)

 

何度か書いてきましたが、小学校の時に

校内マラソン大会があったからというのが

そもそも走るようになったきっかけです。

 

そこから連綿と繋がって今の計測工房と

いう会社があります。

 

私の中では小学校の時の校内マラソン大会

から計測工房まで1本の道で繋がっていて、

その道から外れたことがありません。

 

それを強みと呼べるのであれば、私の経営者

としての強みなのかも知れません。

 

 

 

 

 

 

偶然と言えば偶然だし、しかし必然と

言えば必然なのだろうと思うのですが、

2024年の新規受注大会には西日本の

大会が目立ちます。

 

三重県 2大会

兵庫県 2大会

岡山県 1大会

富山県 1大会

 

などです。

 

他にも現在、見積を提出中で受注の可能性

がある西日本の大会が複数あります。

 

冒頭写真は岡山県鏡野町にて。