信越五岳、上州武尊山と2週連続で100
マイル級のトレイルランニングレースの
計測が続きました。
2週連続で現場でお会いした旧知のカメラ
マンさんとの雑談で「来週はどこに行くん
ですか?」と聞かれまして、先方の意図は
次はどこのトレラン大会に行くのかという
趣旨だったと思いますが、私の回答は
「来週はトライアスロン、その次は馬術
のエンデュランス大会です」でした。
馬術という答えは想像の斜め上だったよう
でその後の会話が弾みました(笑)。
さる9月20日(土)-21日(日)にかけて、
群馬県利根郡の川場村、片品村、みなかみ町、
そして沼田市の4つの市町村にまたがって、
第11回上州武尊山スカイビュートレイル が
開催され、計測工房でタイム計測を担当
させていただき、二見が計測ディレクターを
務めさせていただきました。私・藤井はサポ
ート役として従事しました。
130km、80kmの2つの部門で開催され、
メイン種目の130kmは、距離138km、
累積標高差8000m、制限時間34時間
というロングの大会です。
130kmの部の高低図。
国内屈指のハードなプロフィール。登っては
下り、また登っては下りの繰り返し。前週の
信越五岳が距離160kmで制限時間33時間
なのに対して、こちらは距離138kmで制限
時間34時間となっており、信越五岳より
距離が短いのに制限時間は長いことからも
その難易度が図り知れます。
この大会の前身は山田昇記念杯登山競争と
いう登山競走で、地元沼田出身の伝説的アル
パインクライマーである故山田昇氏にちなみ
1990年に発祥した歴史を持ちます。
前身大会時代には、トレラン界のレジェンド
鏑木毅選手の7連覇をはじめ、日本のスカイ
ランニングの創設者松本大選手が5回優勝、
TJAR4連覇の望月将悟選手が3回優勝など、
錚々たる顔ぶれが優勝してきました。
2014年からトレイルランニングレースとして
衣替えされましたが、前身大会の歴史を受け
継ぐ大会です。
今大会はスタート・フィニッシュ以外に7ヶ所
の計測をおこないました。(全9地点)
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置してあります。
今回は、私自身がこの地点の担当でした。
A1川場スキー場に到着した選手。
なお、今大会では参加者の皆さんのゼッケン
に装着されたICチップにてタイム計測をおこ
ないました。
A1川場スキー場での私の計測風景。
各計測地点では計測工房スタッフがリタイア
人数の集計を含めてリアルタイムでWEBに
上げていきます。
A1川場スキー場でのエイド風景。
こちらはA2ほうだいぎスキー場。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置してあります。
(昨年画像)
こちらはA4かたしな高原スキー場。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置してあります。
(昨年画像)
こちらはA5オグナほたかスキー場。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置してあります。
(昨年画像)
こちらはA6赤倉橋分岐。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置してあります。
A6赤倉橋分岐での計測風景。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置してあります。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置してあります。
80km男子優勝の大畑匡孝選手のフィニッ
シュ。
計測工房がフィニッシュ地点で計測オペ
レーションをおこなった部屋はこちらです。
スタートから34時間、昼も夜もオペレー
ションは続きました。
今大会でもWEB速報&人数管理システム
TRAIL SEARCH を運用しました。
そのハードな難易度からコアなトレイルラン
ナーに愛され続ける上州武尊山スカイビュー
トレイル。前身の山田昇記念杯登山競争の
時代から、幾多の山岳ランナーを育ててきた
名大会です。
日付が変わって日曜日になりました。
日曜日の朝を迎えてようやく晴れました
が、夜中まで激しい雨でした。
レースの制限時間は34時間で、土曜日
の朝4時にスタートし、日曜日の14時
まで計測は続きました。
上州武尊山スカイビュートレイル の1日目
です。朝4時に130kmが、朝7時に80kmが
スタートしています。
全9地点を計測しています。
制限時間は34時間です。
明日の14時までレースは続きます。
群馬県川場村に入っています。
前日準備でした。
計測機材の準備風景です。
計測機材のテスト風景です。
距離138km、累積標高8000m、制限時間
34時間のロングトレイルレースです。
明日の朝4時にスタートします。
今週末(2025年9月20-21日)の
計測工房は1大会を計測します。
9/20-21(土-日)
上州武尊山スカイビュートレイル
(群馬県)
昨年(2024年)の上州武尊山スカイビュー
トレイルより。
距離138km、累積標高8000m、制限時間
34時間のロングトレイルレースです。
前週の信越五岳が距離162kmで制限時間
33時間だったことと比較すると、今大会
のほうが距離が短いのに制限時間が長い
ことからそのハードさが伺えます。
去る2025年9月13日-15日、新潟と長野
の両県にまたがる信越高原を舞台として、
が開催され、計測工房にてタイム計測を
担当させていただき、私・藤井が計測
ディレクターを務めさせていただきました。
この大会は新潟県と長野県にまたがる
信越五岳(北信五岳)と呼ばれる5つの
山々、すなわち、斑尾山、妙高山、
黒姫山、戸隠山、そして飯縄山を巡る
100マイル(160km)と110kmの2つの
部門からなるロングのトレイルレースです。
から撮影した信越五岳。
右から斑尾山(1382m)、妙高山(2454m)、
黒姫山(2053m)、戸隠山(1904m)、
飯縄山(1917m)の五岳。
この大会の特徴は、大きくは3つ。
(以下、過去の公式サイトから抜粋)
・トレイルランナー石川弘樹氏がプロデュ
ースした、信越五岳を結ぶ全長160kmにも
及ぶ山岳エリアと信越高原の各地域を繋い
だ壮大なコース設定。
・家族や友人が選手にサポートを提供
できるアシスタントポイントの設置、
夜間走行となる選手の安全に配慮した
ぺーサー(伴走者)の同行を許可する
区間の設定など、選手はじめ、沢山の
人々がトレイルランニングの魅力を味わ
えるレーススタイル。
・参加者数の制限、大会開催前後のトレ
イルの検証とメンテナンス等、さまざまな
形で自然環境に配慮するとともに、参加費
の一部をコース近隣でトレイルの維持管理
や自然環境保護等を行っているグループ
の活動を支援するために使用。
(以上、転載)
というコンセプトで2009年に始まり、日本の
トレラン界ではFUJI100と並びフラッグシップ
大会とも呼べる屈指の人気大会です。
故・相馬剛選手がプロデューサーの石川さん
からインタビューを受けているところ。
(計測工房スタッフY氏撮影)
故・相馬選手は信越五岳トレイルランニング
レースで2009年から3連覇。生前のブログで
こんなコメントを残していました。
「信越五岳は日本のロングレースの
方向性を示したepoch-makingなレース。」
信越五岳のコンセプトは走れるレースなので、
100マイルの制限時間は33時間と短め。
同じ100マイルでもFUJI100の制限時間が
45時間なのと比べるとその走りやすさが
伺えます。
今大会ではスタート、フィニッシュの2地点の
他にコース途中10地点の計測をおこないます。
同じ地点でもIN(到着)とOUT(出発)を
別々に計測する地点があり、合計17地点の
計測になります。
計測地点その1。
スタート地点は斑尾高原スキー場ハイジ。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置してあります。
9月13日(土)の18時30分に100マイル
のスタートです。
100マイルのスタート。夜空には花火が
上がり盛り上がりは最高潮に。
なお、今大会では参加者の皆さんの
ゼッケンに装着されたICチップによって
タイム計測をおこないました。
夜が明けた9月14日(日)の朝5時30分に
110kmがスタート。
2つのレースが同時に進行します。
計測地点その2。
斑尾高原レストランバンフ。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。
(計測工房スタッフH氏撮影)
計測地点その3。
兼俣林道入口。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。
(計測工房スタッフF氏撮影)
兼俣林道入口を通過していくランナー。
(計測工房スタッフF氏撮影)
アパリゾート妙高。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。ここはINとOUTの両方を別々に
計測します。こちらの計測マットはINです。
計測地点その5。
アパリゾート妙高のOUTの計測マット。
計測地点その6。
国立妙高青少年自然の家。
こちらもINとOUTを別々に計測します。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。こちらはINの計測マット。
(昨年画像)
計測地点その7。
国立妙高青少年自然の家のOUTの計測
マットです。
(昨年画像)
計測地点その8。
池の平スポーツ広場。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。
(昨年画像)
計測地点その9。
黒姫。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。こちらもINとOUTを別々に
計測します。写真はINです。
(計測工房スタッフY氏撮影)
計測地点その10。
黒姫のOUTの計測マット。
(計測工房スタッフY氏撮影)
黒姫のエイド風景です。
(計測工房スタッフY氏撮影)
計測地点その11。
笹ヶ峰グリーンハウス。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。こちらもINとOUTを別々に
計測します。写真はINです。
(昨年画像)
計測地点その12。
笹ヶ峰のOUTの計測マット。
(昨年画像)
計測地点その13。
大橋林道。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。
(計測工房スタッフK氏撮影)
計測地点その14。
戸隠スキー場。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。こちらもINとOUTを別々に
計測します。写真はINです。
(昨年画像)
計測地点その15。
戸隠スキー場のOUTの計測マット。
(昨年画像)
計測地点その16。
飯綱林道入口。
地面にはタイム計測用アンテナマットが設置
してあります。
(計測工房スタッフH氏撮影)
そして計測地点その17。
フィニッシュ地点はハイランドホール飯綱。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置してあります。
100マイル男子優勝は小原将寿選手(右)
で、記録は19時間52分7秒でした。
プロデューサーの石川さんからインタビュー
を受ける小原選手。
100マイル女子優勝は荒井珠美選手(左)
で、記録は22時間45分32秒でした。
フィニッシュ地点にて記録の集計、および
リタイア情報の管理にあたりました。
「TRAIL SEARCH 」の管理もここでおこな
います。
TRAIL SEARCH はロングのトレラン向けに
開発した「WEB速報サービス」兼「レース
人数管理機能」が一緒になったシステムです。
今年の完走率は2種目合計で43%となり、
リタイア者は800人を超えました。
リタイア情報の管理も一筋縄にはいかない
大量の人数です。
ペーサーと手を取り合ってフィニッシュする
光景が見られます。信越五岳と言えば象徴的
とも言えるペーサー制度。
コース途中からフィニッシュまでの後半の
レースはペーサーと一緒に走ることができます。
過去の大会プログラムによると、
(以下抜粋)
・大会プロデューサー石川弘樹氏のトレイル
ランニングへの深い理解と愛情によって導入
されたペーサーシステムは、160km/110km
に及ぶ信越エリアの神秘的なトレイルを、
信頼するもう一人のランナーと分かち合うこと
ができる本大会の魅力的な特徴である。
(以上、転載)
と記載されています。
速い遅いに関わらず多くの選手がペーサー
制度を利用します。
1人では困難な長大な道のりも、ペーサーとの
二人三脚なら乗り越えられる場面もあること
でしょう。ペーサー制度は信越五岳トレイル
ランニングレースに深く根付いています。
レース制限時間の9月15日(月)3時30分
まで絶え間なくランナーがフィニッシュ
に向かいます。
彫られた木彫りの完走証が後日に送付
されます。(写真は2015年に110kmを
完走した計測工房の社員二見のもの)
プロデューサーの石川弘樹さんのこの大会へ
の思いはこちらの記事に詳しいです。
patagoniaさんのサイト(2018年)。
→こちら
そこから抜粋する信越五岳の向かう先。
(以下、記事より抜粋)
・もっと地元の人を巻き込む。
・地域全体で盛り上げていきたい。
・海外選手にも来て欲しい。
・いつか常設コースにしたい。
・レースを手がけるのは、あくまでトレイル
ランニングやトレイルの楽しみ方を普及
させるため。
・環境にもできる限り配慮したい。
・無駄をなくすことを徹底。
・レースにおいてマーキングのためのテープは
一切使っていない。
・環境負荷の少ないシンプルな大会運営に。
(以上、記事より抜粋)
信越五岳トレイルランニングレースは、
2011年から計測させていただいていますが
当時は類似の仕事はなく、計測工房にとって
初めてのロングのトレランの大会でした。
そして計測工房にとって初めての100マイル
レースでもありました。
今大会は17地点の計測、スタッフ総勢15名、
車両11台という大掛かりなものです。
2011年から数えて15年目を迎えましたが、
毎年の課題・反省を改善し続けてやって
きました。その積み重ねがどれだけ大切か
を学ぶ場としてこの上ない機会です。
100マイルの部が土曜日にスタートしてから
日付が2回変わった3日目の月曜日を迎え
ました。
特にこの3日目は真夜中ですが、制限時間の
3時30分まで、フィニッシュ地点は選手の
皆さんが途切れることはありませんでした。
100マイルの部がスタートしてから日付が
変わった2日目。
2日目は朝5時30分に写真の110kmの部が
スタートしました。
ちょうどこの時間帯は雨のピークでした。