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計測工房社長・藤井拓也のブログ

マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

去る2022年9月17日-19日、新潟と長野

の両県にまたがる信越高原を舞台として、

信越五岳トレイルランニングレース2022

が開催され、計測工房にてタイム計測を

担当させていただき、私・藤井が計測

ディレクターを務めさせていただきました。

 

この大会は新潟県と長野県にまたがる

信越五岳(北信五岳)と呼ばれる5つの

山々、すなわち、斑尾山、妙高山、

黒姫山、戸隠山、そして飯縄山を巡る

100マイル(160km)と110kmの2つの

部門からなるロングのトレイルレースです。

 



上記写真は藤井が以前に山ノ内町

から撮影した信越五岳。
右から斑尾山(1382m)、妙高山(2454m)、
黒姫山(2053m)、戸隠山(1904m)、
飯縄山(1917m)の五岳。

この大会の特徴は、大きくは3つ。
(以下、公式サイトから抜粋)

トレイルランナー石川弘樹氏がプロデュ

ースした、信越五岳を結ぶ全長160kmにも

及ぶ山岳エリアと信越高原の各地域を

繋いだ壮大なコース設定。

家族や友人が選手にサポートを提供

できるアシスタントポイントの設置、

夜間走行となる選手の安全に配慮した

ぺーサー(伴走者)の同行を許可する

区間の設定など、選手はじめ、沢山の

人々がトレイルランニングの魅力を味わ

えるレーススタイル。

参加者数の制限、大会開催前後のトレ

イルの検証とメンテナンス等、さまざまな

形で自然環境に配慮するとともに、参加費

の一部をコース近隣でトレイルの維持管理

や自然環境保護等を行っているグループ

の活動を支援するために使用。

 

(以上、転載)

 

というコンセプトで2009年に始まり、今回

はコロナ禍を経て3年ぶりの開催となりました。

 



写真は2011年の信越五岳で優勝者の

故・相馬剛選手が石川さんからインタビュー

を受けているところ。故・相馬選手は、

信越五岳トレイルランニングレースで2009

年から3連覇。生前のブログでこんなコメント

を残していました。
信越五岳は日本のロングレース

方向性を示したepoch-makingなレース。

 

 

100マイルは累積標高7100mの走れる

コースプロフィールが信越五岳。

信越五岳のコンセプトは走れるレースなので、

100マイルの制限時間は33時間と短め。

同じ100マイルでもUTMFの制限時間が46時間

なのと比べるとその走りやすさが伺えます。

 



スタート地点は斑尾高原スキー場ハイジ。

地面にはタイム計測用アンテナマット

設置してあります。

 


そして、9月17日(土)の18時30分に

100マイルのスタートです。

 

 

100マイルのスタート!

なお、今大会では参加者の皆さんの

ゼッケンに装着されたICチップによって

タイム計測をおこないました。

 

 

今大会ではスタート、フィニッシュの2地点の

他にコース途中10地点の計測をおこないます。

同じ地点でもINとOUTを別々に計測する地点が

あり、合計17地点の計測になります。

(オモテに出ない地点も含めると18地点)

 

 

第1の計測地点は斑尾高原レストランバンフ。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。(計測工房スタッフK氏撮影)

 

 

第2の計測地点は兼俣林道入口。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。

(計測工房スタッフF氏撮影)

 

 

兼俣林道入口を通過していくランナー。

(計測工房スタッフF氏撮影)

 



第3の計測地点はアパリゾート妙高。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。ここはINとOUTの両方を別々に

計測します。こちらの計測マットはINです。

(計測工房スタッフU氏撮影)

 

 

そしてこちらがアパリゾート妙高のOUT

の計測マット。

(計測工房スタッフU氏撮影)

 


第4の計測地点は、国立妙高青少年自然

の家。こちらもINとOUTを別々に計測します。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。こちらはINの計測マット。

(計測工房スタッフT氏撮影)

 

 

こちらが国立妙高青少年自然の家の

OUTの計測マットです。

(計測工房スタッフT氏撮影)

 

 

第5の計測地点は、池の平スポーツ広場。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。

(計測工房スタッフK氏撮影)

 

 

池の平スポーツ広場のエイド風景。

(計測工房スタッフK氏撮影)

 



100マイルがスタートして最初の夜が

明けた9月18日(日)の朝5時30分に、

斑尾のスタート地点では、110kmが

スタート。

 

 

第6の計測地点は、黒姫。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。こちらもINとOUTを別々に計測

します。写真はINです。

(計測工房スタッフS氏撮影)

 

 

黒姫のOUTの計測マット。

(計測工房スタッフS氏撮影)

 

 

第7の計測地点は、笹ヶ峰グリーンハウス。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。こちらもINとOUTを別々に計測

します。写真はINです。

二見撮影)

 

 

笹ヶ峰のOUTの計測マット。

二見撮影)

 

 

第8の計測地点は、大橋林道。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。(計測工房スタッフA氏撮影)

 

 

第9の計測地点は、戸隠スキー場。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。こちらもINとOUTを別々に計測

します。写真はINです。

(計測工房スタッフI氏撮影)

 

 

戸隠スキー場のOUTの計測マット。

(計測工房スタッフI氏撮影)

 

 

第10の計測地点は、飯綱林道入口。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。(計測工房スタッフY氏撮影)

 

 

フィニッシュ地点は飯綱リゾートプラザ

オーロラ。

地面にはタイム計測用アンテナマット

設置してあります。

 

 

100マイル男子優勝は大瀬和文選手で

タイムは20時間13分36秒でした。

大瀬選手、久しぶりのビッグタイトルです。
 

 

100マイル女子優勝は今田麻紀子選手で

タイムは25時間18分55秒でした。

今田選手は2019年に続き2連覇達成。

 

 

110km男子優勝は川崎雄哉選手で

タイムは12時間53分36秒でした。

 

 

110km女子優勝は福田恵里佳選手で

タイムは14時間38分03秒でした。

 

 

フィニッシュ地点にて計測工房は、各地点

の通過情報の管理、記録集計にあたります。

TRAIL SEARCH 」の管理もここでおこない

ます。
TRAIL SEARCH はロングのトレラン向けに

開発した「WEB速報サービス」兼「レース人数

管理機能」が一緒になったシステムです。

 

 

昼夜を通した計測業務。

全17地点(オモテに出ない地点も含めると

18地点)の計測を計測工房スタッフが支え

ます。

 

 


信越五岳では多くの選手が1人ではなく、

ペーサーと手を取り合ってフィニッシュする

光景が見られます。信越五岳に特徴的な

ペーサー制度。コース途中からフィニッシュ

までの後半のレースはペーサーと一緒に
走ることができます。

過去の大会プログラムによると、
(以下抜粋)
・大会プロデューサー石川弘樹氏トレイル

ランニングへの深い理解と愛情によって導入

されたペーサーシステムは、160km/110km

及ぶ信越エリアの神秘的なトレイルを、

信頼するもう一人のランナーと分かち合うこと

ができる本大会の魅力的な特徴である。
(以上、転載)

 

と記載されています。
ペーサーと共に戦うと、完走の喜びも2倍。

速い遅いに関わらず多くの選手がペーサー

制度を利用します。

1人では困難な長大な道のりも、ペーサーとの

二人三脚なら乗り越えられる場面も多くある

ことでしょう。ペーサー制度は信越五岳トレイ

ルランニングレースに深く根付いています。

 

 

レース制限時間の9月19日(月)3時30分

までフィニッシュ地点には絶え間なくランナー

がフィニッシュします。それぞれの長旅を

完遂していきます。

 



なお、完走した皆さんには氏名とタイム

彫られた木彫りの完走証が後日に送付

されます。(写真は2015年に110kmを

完走した計測工房の社員二見のもの)
 

 

プロデューサーの石川弘樹さんのライフワーク

とも言える壮大な芸術作品がこの信越五岳

だと思います。この芸術作品は、まず信越高原

という素晴らしいフィールドがあり、そこに暮

らす人々と、そこに魅せられた人々が、石川

さんの元に集まり、大きなお祭りとなっている

と感じます。

 

patagoniaさんのサイト記事に石川さんの

ロングインタビューがあります(2018年末)。

こちら

そこから抜粋する信越五岳の向かう先。

 

(以下、記事より抜粋)

・もっと地元の人を巻き込む。

・地域全体で盛り上げていきたい。
・海外選手にも来て欲しい。

・いつか常設コースにしたい。

・レースを手がけるのは、あくまでトレイル

ランニングやトレイルの楽しみ方を普及

させるため。

・環境にもできる限り配慮したい。

・無駄をなくすことを徹底。

・レースにおいてマーキングのためのテープは

一切使っていない。

・環境負荷の少ないシンプルな大会運営に。

(以上、記事より抜粋)

 
コロナ禍を経て、信越五岳が変わったのか、
どう進んでいくのか、また石川さんの話を聞い
てみたいですね。

 

 


5つの山を駆け巡る100マイル/110kmの

信越五岳トレイルランニングレースは、

計測工房にとってはロングのトレラン計測

の原点であり、そして計測工房にとっての

初の100マイル大会です。

2晩を挟む3日間のレース計測。

100マイルならではの計測のノウハウを

信越五岳で全て学ばせてもらっています。

 
今回はコロナ禍で2年の中止を余儀なくされ
てからの3年ぶりの開催でした。
その3年ぶりの信越五岳を終えての感想は、
このブランクは、信越五岳にとっても、計測
工房にとっても、さらに前に進むための契機
だったということです。
 
再び信越五岳とともに前に進めることを嬉しく
思います。弛まず向かいます。
 

今週末(2022年9月17-19日)の

計測工房は2大会です。

 

9/17-19(土-月)

信越五岳トレイルランニングレース

(新潟県・長野県) 藤井

 

9/18(日)

九十九里トライアスロン

(千葉県) 高橋

 

 

前回(2019年)の信越五岳トレイルラン
ニングレースより。
 

今週末は信越五岳が18地点、九十九里も

7地点の計測があり、同一週末に計25地点

の計測となります。

 

 

 

 

 

計測工房において私は経営者でもあり、

かつ1人の実務担当者でもありますが、

今週末と来週末と2週連続で私自身が

実務担当する大きな案件があります。

 

しかも今週末と来週末のその2つの現場

の間隔が中3日しかないので、今その準備

でパンパンです。

 

その実務担当をしながらも、毎日のよう

に新しい仕事の話が来ますので、経営者

として調整しつつ、そしてまた私の一番

重要な仕事でもある会社の経営上の問題

にも目を配る日々です。

 

これ、繁忙期のほんの序盤です。

体が3つぐらい欲しい(苦笑)。

 

冒頭写真は先日の現場にいたソラカラちゃん。

 

 

 

 

計測工房における繁忙期とは仕事量が多い

ということに尽きます。

ピークは10月と11月。

平均的な月の3倍ぐらいの仕事量です。

 

各社員は毎週毎週それぞれの大会を担当

します。

今週末の大会の準備をしながら、同時に

翌週の大会の準備もし、さらに翌々週の

大会の準備もし・・・、という無限ループ

のようなその積み重なりの大変さこそが

計測工房の繁忙期になります。

 

それらが落ち着くのは年末ですね。

 

 

 

本日は東京都墨田区の東京スカイツリーにて

VERTICALRUNNING JAPAN CIRCUIT東京大会

が開催され、計測工房でタイム計測を担当

させていただき、高橋が計測ディレクターを

努めさせていただきました。私・藤井はサポ

ート役として従事しました。

 

 

東京スカイツリーで初めての階段登りレース

の開催となりました。

垂直方向に450m、2552段を駆け上がる過酷

な階段レースとなります。

 

 

今大会は、名古屋、東京、大阪と3大会で構成

される階段登りサーキットシリーズの第2戦で

あり、かつ階段登り競技「バーティカルラン

ニング」初の全日本選手権となりました。

 

今回の東京大会は選ばれた男女計34名の精鋭

選手のみが参加する少人数のエリートレース

でした。

 

 

レースは一般営業前の東京スカイツリーの早朝

におこなわれました。選手は1人ずつ2分おきに

スタートしていきます。

なお、今大会では選手のゼッケンに装着された

ICチップにてタイム計測をおこないました。

 

 

2分おきスタートなので、前後に他の選手の

見えない孤独な戦いとなります。

 

 

リザルトを見ていただくとわかりますが、

フィニッシュタイムの他に3区間のラップ

タイムが載っています。

今回は150m地点、350m地点、450m地点

(フィニッシュ)の3地点の計測をおこない

ました。

 

 

バーティカルランニング(階段登り)初の

全日本選手権は、男子が渡辺良治選手、女子

立石ゆう子選手が見事に初代王者の座に

輝きました。ともに優勝候補筆頭でした。

 

 

計測オペレーション中の高橋

 

初めてづくしで苦労の多い現場でしたが、

無事に完遂できて安堵しました。

 

計測工房としても本格的な階段レース

(バーティカルランニング)の計測は初め

てだったので、良い経験と知見が得られ、

会社として幅が広がりました。