一昨日は和歌山県の那智勝浦町において、
第23回奥熊野いだ天ウルトラマラソン が
開催され、計測工房でタイム計測を担当
させていただき、私・藤井が計測ディレクター
を務めさせていただきました。
コロナ禍で中止を余儀なくされていましたが、
4年ぶりの復活開催となりました。
「神に見送られ仏に迎えられるウルトラマラ
ソン」をキャッチフレーズとしています。
世界遺産の那智の滝(熊野那智大社のご神体)
をスタートし、同じく世界遺産である補陀洛
山寺(ふだらくさんじ)にフィニッシュする
100kmウルトラマラソンです。
神社をスタートし、お寺にフィニッシュするこ
とから「神に見送られ仏に迎えられる」と呼称
されています。
コースはトレランのような高低差のあるタフ
な100kmで、熊野の山岳地帯を走ります。

熊野のシンボル、八咫烏(ヤタガラス)。
三本足をした神の化身であるヤタガラス
は日本サッカー協会のエンブレムでも
おなじみ。熊野では至るところで見かけます。

スタート地点は那智の滝。

スタート前、那智の滝の入口にタイム計測
用アンテナマットを設置し、出走チェックを
おこないました。
出走チェック風景。
なお、今大会では参加者の皆さんのゼッケンに
装着されたICチップにて計測をおこないました。
100km部門は朝5時スタート。
ご覧のように本当に那智の滝の目の前から
スタートします。唯一無二、ここにしかない
オンリーワンのロケーションです。
なお、65km部門と80km部門のスタート地点
は離れた別の場所になるため、参加者の
皆さんはバスで輸送されますが、それらの
参加者の皆さんもスタート前に必ず那智の
滝で完走祈願をおこないます。
スタート後のレース風景。
途中2ヵ所を計測。
こちらはエイド18番折り返し地点です。
(計測工房スタッフK氏撮影)
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置してあります。
エイド18番を通過するランナー。
(計測工房スタッフK氏撮影)

こちらは、エイド27番井鹿会館です。
(計測工房スタッフU氏撮影)
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置してあります。
今大会では100kmのコース中に32ヶ所もの
エイドが設置され、各種ドリンクから地元の
食材までふんだんな飲食物の提供があります。
エイドには、「次のエイドまであと○○km」、
「次のトイレまであと○○km」などの丁寧
な案内も書かれています。
参加者の皆さんからの感想でも「エイドでの
充実したおもてなしが素晴らしい」という
絶賛の声がたくさんあります。

フィニッシュ地点は補陀洛山寺(ふだらく
さんじ)。
地面にはタイム計測用アンテナマットが
設置されています。

補陀洛山寺(ふだらくさんじ)。
建立は4世紀(仁徳天皇の治世)という
由緒あるお寺。

フィニッシュ地点にコンテナハウスが設置
され、そこが私の仕事場の記録室です。
ここでスタート人数、途中通過情報、フィ
ニッシュ集計などおこないます。
途中リタイア情報も随時入り、人数管理
データをまとめます。計測工房が培って
きたトレランのノウハウも取り入れています。

フィニッシュの手前200mほどのところにも
タイム計測用アンテナマットあり。
ここを通過した選手のゼッケンと氏名が本部
テント内のモニターに表示され、MCさん
がフィニッシュする選手の名前を1人1人
アナウンスしてくれます。

フィニッシュ手前はボランティアの人垣が
あり、フィニッシュする選手を出向かえます。
ここで選手は花一輪を渡されて、それを手
にフィニッシュへ。
花一輪を手にフィニッシュ!
フィニッシュテープを持っている美しい衣装
の女性たちは、いにしえより伝わる「熊野
詣で」の平安装束に身を扮しています。
フィニッシュテープは優勝者だけではなく、
全完走者に張ってくれます。

フィニッシュすると、「手書き完走木札」を
かけてもらえます。そして汗ふき用にと
「おしぼり」も手渡されます。
木札は、地元熊野の見臺洋一氏が1枚1枚
すべて直筆で書き上げたもの。
毎年異なる言葉が添えられ、2023年は
「樹魂(じゅこん)」。
された完走証が発行されますが、スタッフが
選手のもとへすぐに手渡しに来てくれます。
なお、完走証が雨や汗などでグシャグシャに
ならないように、1枚1枚クリアフォルダーに
挟んで手渡されています。
の皆さんは気付かれたでしょうか。
今大会の特徴の1つとして、当日の体調にあわ
せて完走が無理だと判断した場合、走っている
途中で距離を変更してショートカットしてフィ
ニッシュできる制度があります。
なお、ショートカットコースに変更した場合、
がおこなわれ、完走した皆さんに、うどん、
ぜんざい、アイスクリーム、プリン、ゼリー、
各種ドリンク(ビールもあり)がふるまわれ
しながら、くつろぐのも今大会の風景。

100kmの制限時間は14時間40分。
日没後までフィニッシュは続きます。
制限時間の間際にフィニッシュした参加者
だけが受けられる名物が、ボランティアに
よる「万歳三唱」。この時間帯の会場の
盛り上がりは最高潮です。
相当する累積ポイントを溜めることにより、
「奥熊野韋駄天(いだてん)」の称号が
授与されます。「奥熊野韋駄天」になると
ゼッケンが数字ではなく「名前ゼッケン」
になる名誉が与えられます。
この大会はすべてにおいて手作りにこだわり、
参加者へのおもてなし、ホスピタリティが溢れ
る素晴らしい大会です。
ここまで写真で紹介した内容以外にも、
●エントリー時に参加賞の有無を選択制
(参加賞なしだと参加費値引き)。
●当日朝は各ホテルを巡回してスタート
地点まで送迎してくれるバス手配あり。
●レース後には温泉無料サービスあり。
●大会後日にはフィニッシュ写真入り
完走証が送付あり。
など、こだわりの大会運営となっています。
大会は23回を数え、今や全国から700名以上
のエントリーがありますが、10回大会までは
100名以下という小さなウルトラマラソン
だったそうです。






























