本日は群馬県吾妻郡嬬恋村におきまして
され、計測工房でタイム計測を担当させて
いただき、私・藤井が計測ディレクターを
務めさせていただきました。
日本のスカイランニングの開拓者であり、
日本スカイランニング協会代表の松本大
さん(写真)の故郷・嬬恋村で、今年から
本格開催となった嬬恋スカイラン。
松本さんが大会実行委員長としてプロデュ
ースしています。
今年は趣向の異なる4回が開催されますが
6月はスカイリッジと題して、2,000m級の
稜線を駆ける上級者向けのコースが設定
されました。
なお、 ロングの部は38km±2550mだったと
ころ、天候悪化を見越し、ミドルコース2周
の31km±2300mにコース変更となりました。
残念ながら今回の売りであった2,000m級
稜線区間はカットされることになりました。
とは言え、2,354mの四阿山に2回登るコース
は充分タフです。
パルコール嬬恋が会場となります。
フィニッシュゲートです。地面にはタイム
計測用アンテナマットが設置してあります。
(見えませんがグリーンのカーペットの下)
こちらがスタート地点です。
広大な敷地を使えるということで、コロナ禍
でも密にならない運営が可能となり、コロナ
後の山岳レースではウェーブスタートが定番
となっている中、今回は久しぶりの一斉スタ
ートで実施されました。
スタート地点に入場する際には必携装備
のチェックがありました。
山岳レースでは参加者各自が、山の知識
やルールやマナーを遵守することが求め
られます。
スカイランナージャパンシリーズとして実施
されたロングの部はトップ選手が揃い、緊張
感の漂う真剣勝負モード。
スタート後はゲレンデを駆け上がります。
ロングの部の男子優勝は近江竜之介選手
でした。3時間24分28秒で2位に10分差を
付ける圧勝。近江選手は7月におこなわれる
スカイランニング世界選手権の日本代表です。
ロングの部の女子優勝は上田絢加選手
でした。4時間22分57秒でこちらも2位に
13分差を付けました。上田選手も同じく
世界選手権の日本代表です。
本日は事前の天気予報通り、雨となり、
サーフェスはマッドに。
前日の天候判断によるコース短縮は、
安全管理上の英断でした。
フィニッシュ後は各自のタイムと順位の
印刷された完走証が発行されました。
私がオペレーションをおこなった計測
テントです。
2021年スカイランナージャパンシリーズ
のスカイ第2戦として開催されたロング
の部の男子表彰式。中央が優勝した
近江選手。
同じくロングの部の女子表彰式。
中央が優勝した上田選手。
ロングの部、ミドルの部、ショートの部、
そして誰でも飛び入り参加できる体験
コースのミニの部と、幅広い間口で実施
された今大会。
ハードなコースと天候で、山の厳しさや
楽しさを堪能された参加者の皆さんの
満足度は高かったようです。
同じ会場で次回は今年8月にスカイエピック
と題した嬬恋スカイランが開催されます。
コースや内容は今回とまた異なる大会に
なります。
嬬恋スカイランを起点にして、嬬恋村が
スカイランニングの拠点になっていくと良い
ですね。