本日(2016年11月29日)付けの
日経新聞に、私の古巣アール
ビーズ社の金城栄一取締役への
取材記事が掲載されました。
→記事
「個性ない大会が増えた」
ということで、東京マラソンのよう
な大規模都市型マラソンが乱立
しているが没個性化していること
で将来に警鐘を鳴らす内容です。
内容は私もその通りだと思います。
他方で、ご存知のように計測工房
はマラソン大会(市民マラソン)の
計測からは距離を置きつつあり、
トレイルランニング(スカイランニ
ング)にシフトしています。
日本のトレイルランニング(スカイ
ランニング)は今や黎明期ではなく、
隆盛期に移り始めており、勢いは
止まりません。
毎年、右肩上がりで新しい大会が
生まれています。
その状況で、先の記事にあるマラ
ソン大会(市民マラソン)の没個性
化と照らし合わせてみると・・・、
やはりトレイルランニング(スカイ
ランニング)の大会は、マラソンの
それとは全く状況が異なると思い
ます。つまり個性的な大会が多い。
突き詰めると1つのことに気付き
ます。
マラソン大会はフルマラソンなら
42.195km、ハーフマラソンなら
21.0975kmと距離が決まっており、
全国どこの大会でも同じ距離です。
もちろん景色、コース、雰囲気など
は違うにせよ、一定の距離の道路
を走るという点ではどの大会も同じ
です。
対してトレイルランニング(スカイ
ランニング)は山を走ります。
山は1つ1つ全て異なります。
それどころか同じ山でも、北から
登るのと、南から登るのとでは
全く表情も違います。
さらには、同じ山の同じ場所で
あってさえ、季節によって、新緑、
盛夏、晩夏、紅葉、初冬など、
全く表情が違います。
同じ主催者が、同じ運営内容で
2つの大会を開催したとしても、
大会参加者が受けるイメージは
2つの大会で異なっているはず。
もちろん、ある程度の部分まで、
大会の「やり方」や「枠組み」とい
うのは共通せざるをえず、そうい
う人間がやる部分での没個性化
は起こりうると思います。
同じ主催者が年間に複数の大会
を主催というケースも多いので、
その主催者の大会はどれも似て
いるなあということはありえます。
が、走るフィールドである山その
ものは没個性化するとは思えず、
そこがマラソン大会との最大の
違いかと思います。
(もちろん、同じ山の同じコースで
2週連続で別の大会があったら、
それはさすがに没個性化ですが)
マラソン大会の場合、「ランナー
が主役」なのだと思いますが、
トレイルランニング(スカイランニ
ング)では、ある意味で「山が
主役」と言える気もします。
人は山に、「入らせていただき、
走らせていただいている」という
畏敬の念が根底にある気がしま
す。だから、参加者も大会運営や
主催者に対しては不満があった
としても、山に対しての不満は
ないと思うのですが。
人間の奥底にある山(自然)へ
の畏怖、畏敬。それがトレイル
ランニング(スカイランニング)の
出発点なのかも。
トレイルランニング(スカイラン
ニング)への考察は今後も続け
ていきたいと思います。
(なぜ私自身が、トレラン計測に
惹かれるのか、まだ言葉で説明
できる結論に達していません)
