ドMでエクストリームな計測 | 計測工房社長・藤井拓也のブログ

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マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

昨日、下見登山に行ってきた富士
登山駅伝ですが、二合八勺地点
の昨年の計測風景が下記です。

160720
150802-12二見
標高2,085mのここ二合八勺の
大砂走りでは地面へのアンテナ
マットの設置が出来ません。
「重たいものは埋まり、軽いもの
は下へ流されていく」地形。
代わりに、この計測のためだけ
にアンテナフェンスを開発して
計測をおこないました。


この事例は一例ですが、私が
この仕事で最も充実感や達成感
を得られるのはこういったエクス
トリームな計測です。

エクストリームな計測・・・、

ドMな計測と言い換えても良い
です。


・標高3,000m地点での計測。

・携帯電話が圏外の山中の計測。

・制限時間が30時間とか35時間
といった超長い計測。

・12地点も計測する大会。

・計測ディレクター3人しか居ない
時に1つの週末に6大会を計測。
(※推奨はしません・・・)

・1人の計測ディレクターが16日間
の間に8大会に出張。
(※絶対に推奨はしません・・・)

・1人の計測ディレクターが1年間
に50大会担当。
(※二度とやりたくないです・・・)


といった、同業社さんも思わず
「ドン引き」してしまうかも知れな
いようなドMでエクストリームな
計測が一番やりがいがあります。

なので計測工房にはそういった
仕事ばかり集まってくるように
なってきました。


計測の仕事はITや技術を競うべ
き職種ですが、実は私自身はIT
や技術で競おうとは微塵も思っ
ておらず、「知恵と根性」で競い
たいと思っています。ドMでエクス
トリームな仕事が来たら、いかに
知恵と根性を絞るか。

最近、自分のそういう思考がわか
ってきました。