祝!連載再開 | 計測工房社長・藤井拓也のブログ

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マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

閑話休題。
私が一番好きなマンガ。
井上雄彦 さんの『バガボンド 』。

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昨日発売された「週刊モーニング」です。
表紙は『バガボンド』の佐々木小次郎。このたび、丸1年の
休載を経て、連載が復活しました。心から嬉しいです。


『バガボンド』は1998年に連載が開始され、すでに17年目に
なるわけですが、ちょうど私が社会人になったのも1998年。

連載当初から読んでいたわけではなく、初めて読んだのは
2002年頃。その時点でコミックスを全巻買い揃え、一気に
読みました。週刊モーニングでの連載は、ちょうど第1部の
宮本武蔵編が終わって、第2部の佐々木小次郎編が開始
された頃です。

(余談ですが、『バガボンド』が読みたいがために、その頃から
週刊モーニングを購読するようになり今に至ります)


2003年頃に私が仕事で迷っていた時、『バガボンド』の武蔵を
見て、自分も真摯に仕事の道を探求しようと、あらためて自分
の道を進むきっかけをもらったことを覚えています。

作中で、武蔵は剣の道を探求する中で、迷い、もがき、苦悩。
その中で方向性を見出していくプロセスに当時はインスパイア
されたものです。

近年は、作中の登場人物の死の描写が極めて秀逸に。
死んだ人物の魂が肉体から抜け出す描写や、死後も魂として
ふらっと、ごく自然に再登場する様子が、実に素晴らしい。
「生と死」がごく自然に隣り合っている表現が素晴らしいです。

剣で切り合うというテーマゆえに、どうしても「生と死」という重い
ものに向き合わざるを得ず、作者の井上さんの深い深い探求と
洞察の結果として、こういった境地に達したのだと思います。


物語は、いよいよ終局へ。
武蔵と小次郎が豊前小倉に揃い踏み・・・。


月に一度の連載ですが、2015年の私の生活において、この上
ない喜びを与えてくれる連載再開に心から感謝!