昨日(2013年10月19日)、東京都立川市にて 第90回箱根駅伝予選会 が開催され、
計測工房にてタイム計測を担当させていただき、私・藤井が計測ディレクターを務め
させていただきました。
お正月の国民的行事「箱根駅伝」への出場権をかけた熾烈な予選会です。
20kmレースに44大学596人がエントリーし、各校最大12人までが出走し、上位10人の
合計タイムで順位を競います。通常は予選会から箱根駅伝に出場できるのは
10チームだけですが、今年は90回の記念大会なので特別に3校増枠され、13校が
予選会から本選に出場できます。それでも44大学中13校です。
その社会的注目度や、日本テレビ さんによるTVオンエア、報道、観客動員数など
いずれをとっても特筆ものの大会です。個人的には「陸上競技」の範疇を超えて、
「箱根駅伝」というオンリーワンのジャンルになっているモンスターコンテンツだと分析
しています。
この予選会も今年から日本テレビさんにて完全生放送されました(昨年まで録画放送)。
この予選会では全部で6ヶ所の計測をおこないます。
こちらはスタート地点での最終点呼(チップ確認所)です。地面にはタイム計測用
アンテナマットが設置してあります。なお、今大会では選手のナンバーカード(ゼッケン)
に装着されたICチップにて計測をおこないました。(緒方撮影)
5km地点です。地面にはタイム計測用アンテナマットが設置してあります。(緒方撮影)
10km地点です。地面にはタイム計測用アンテナマットが設置してあります。
(計測工房スタッフF氏撮影)
15km地点です。地面にはタイム計測用アンテナマットが設置してあります。
(計測工房スタッフO氏撮影)
約17km地点です。地面にはタイム計測用アンテナマットが設置してあります。
フィニッシュ地点です。地面にはタイム計測用アンテナマットが設置してあります。
フィニッシュ地点、反対側から。
フィニッシュ地点脇のテント内で計測オペレーションをおこないました。
各地点で計測されたデータは電話回線を通じて、記録室に送られます。
そしてそのデータは、別の協力会社さんを経て、生放送オンエアの日本テレビ さん
の実際の画面に表示されました。予選会の場合、その地点をどの大学が10人通過
したかという観点で表示されています。
箱根駅伝に青春をかける大学生アスリートたちの苛烈な戦い。
壮絶なレースとともに、悲喜こもごもの人間模様が展開されることが国民の感情移入を
呼び、箱根駅伝がモンスターコンテンツたるゆえんかも知れません。
すべて順調に終わって、機材撤収風景。
かつて私も17年前の、第73回箱根駅伝予選会に出場しましたので、この大会への思いは
格別です。(計測工房ウェブサイトのコラム「箱根駅伝予選会」もご参照ください→こちら )
This is timing man. We are professional timing man.
Born this way. This is an everlasting journey.
今回も一期一会の貴重な仕事の機会を頂戴したことに感謝です!
この現場が次の現場に繋がりますように。