タイム計測の分類(その1) | 計測工房社長・藤井拓也のブログ

計測工房社長・藤井拓也のブログ

マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

私たちはスポーツイベントのタイム計測を職業としていますが、一口にタイム計測
と言っても使う方法によって、対象となるスポーツが異なってきます。
ごくごくおおざっぱに分類すると、

(1)ICチップ
 大人数が同時に競技をおこない、参加人数が多いスポーツ。求められるタイムの
 精度が比較的低い(1/10秒~1/100秒程度)。
  →マラソン、駅伝、トライアスロン、自転車(ロードレース、MTBクロスカントリー)、
    オープンウォータースイミング、トレイルランニング、ウォーキング、競歩、など。

(2)写真判定システム
 少数が同時に競技をおこなうスポーツ、求められるタイムの精度は高い
 (1/100秒~1/1000秒程度)。
  →陸上競技トラックレース、ボート競技、カヌー競技、競馬、スピードスケート、など。

(3)光電管システム
 一人ずつ競技をおこない、一人ずつ計測するスポーツ。求められるタイムの
 精度は高い(1/100秒~1/1000秒程度)。
  →アルペンスキー、フリースタイルスキー、MTBダウンヒル、など

まだ他にも計測方法は存在しますが、メジャーな方法は上記3通りです。
タイム計測と言っても、用途に応じてさらに専門領域が細分化されていると言えます。
私ならびに計測工房の専門分野は(1)のICチップになります。

この話題は明日も続けます。